虹伝説「虹を継ぐ覇者」の感想!レインボー愛にあふれた名盤!

90年代に入ってからトリビュート盤やカバー・アルバムが流行し始め、それはここ日本も例外ではなかった。

カバー・アルバムというと、複数のアーティストが参加して1人1曲程度というパターンが多いのだが、中には固定したメンバーでひとつのバンドをカバーしたものもある。

そんな数あるカバー・アルバムの中でも筆者が最も好感を持って愛聴してきたのが、この虹伝説「虹を継ぐ覇者」である。

今回は、レインボー愛にあふれた名盤、虹伝説「虹を継ぐ覇者」の感想を綴ってみたいと思う。

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虹伝説「虹を継ぐ覇者」

虹伝説「虹を継ぐ覇者」は、その名の通りレインボーのカバー・アルバムである。

レインボーの7枚のスタジオ・アルバムから、ロニー時代からジョー時代まで名曲が厳選されている。

日本人のミュージシャンだけでなく、ヴォーカルのジョー・リン・ターナーとキーボードのデイヴィット・ローゼンタールという元レインボーのメンバーが2人参加しているのも大きなサプライズだ。

虹伝説「虹を継ぐ覇者」の収録曲とメンバーとスペシャル・ゲストは、以下の通り。

「虹を継ぐ覇者」 虹伝説

収録曲
1. Over The Rainbow~Kill The King
2. Spotlight Kid
3. Eyes Of The World
4. Man On The Silver Mountain~Mistreated
5. Road To Babylon~Gates Of Babylon
6. All Night Long
7. Starstruck
8. Street Of Dreams
9. Drinkng With The Devil
10. Lost In Hollywood
11. A Light In The Black
12. Over The Rainbow~Reprise~
13. Rainbow Eyes

虹伝説メンバー
ヴォーカル:森川之雄ギター:梶山章
ドラムス:工藤義弘
ベース:加瀬竜哉、内田雄一郎
キーボード:永川敏郎、岡垣 正志

スペシャル・ゲスト
ヴォーカル:ジョー・リン・ターナー
キーボード:デイヴィット・ローゼンタール

1998年の発表。

虹伝説「虹を継ぐ覇者」の感想

虹伝説「虹を継ぐ覇者」の選曲は、レインボーのベスト・オブ・ベストとも呼べるべきものであるが、レインボーの場合、名曲が多すぎてどれを外すかが大変だったのではないかと思う。

結果的にロニー時代からジョー時代までバランスよく選曲されており、ライブ同様「Over The Rainbow」で始まり「Over The Rainbow」で終わる流れは、本当にいいアイディアだったと思う。

演奏に関してもオリジナルの良さを損なうことなく、しかも単なるコピーでは終わらないという、ある意味では理想的なカバーの方法を示している。

アレンジも細部に至るまで実に見事だ。

オリジナルにはないパートも加えられていたりするが、それがオリジナルを壊すことなく、うまく曲にマッチしている。

まさにレインボー愛にあふれた名盤といえるだろう。

虹伝説「虹を継ぐ覇者」では梶山章と森川之雄が素晴らしい

特にギターの梶山章のプレイは、本家リッチー・ブラックモアのプレイを踏襲しつつもそこに自己の個性も投入した実に素晴らしいものだ。

ゲストで参加したジョー・リン・ターナーがこの共演で梶山章のプレイに惚れ込み、その後に何度もアルバムやライブで共演することになったのも納得だ。

ヴォーカルの森川之雄も負けてはいない。

和製グラハム”と呼ばれるだけあって、グラハム時代の曲(「Eyes Of The World」「All Night Long」「Lost In Hollywood」)との相性は抜群だが、レインボー歴代3人のシンガーの曲をうまく歌いこなしている。

さらに「Spotlight Kid」と「Drinkng With The Devil」では、ジョー・リン・ターナーにまったく引けを取らない堂々たる歌いっぷりを披露している。

Over The Rainbow / Kill The King – Niji Densetsu (虹伝説) (1998)

虹伝説「虹を継ぐ覇者」の感想~まとめ

今回は、レインボー愛にあふれた名盤、虹伝説「虹を継ぐ覇者」の感想を綴ってみた。

この虹伝説「虹を継ぐ覇者」は、参加したアーティストの”レインボー愛”があふれたものに仕上がっている。

これまでにたくさんのカバー・アルバムがリリースされているが、これほどアーティストへの敬愛が感じられるアルバムはそう多くないような気がする。

実力あるアーティストが集まって本気で作ったカバー・アルバムであり、レインボーのファンはもちろんのことその他のハード・ロック好きにも自信を持ってすすめられるアルバムだ。

レインボー本家のベスト・アルバムに匹敵すると言ったら言い過ぎになるかもしれないが、その横に置いていてもいいアルバムだと思う。

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