レインボー「ライヴ・イン・ミュンヘン1977」の感想!永遠の名作

レインボーが解散してからというもの再結成を望む声は後を絶たなかったが、その中でも最も望まれていたラインナップがこの時期のものである。

しかし、コージー・パウエルもロニー・ジェームズ・ディオもすでに故人となってしまった今となっては、このメンバーでの再結成はすでにかなわぬ願いとなってしまった。

2016年突如、レインボー名義のライヴが数回行われ映像作品もリリースされたが、この「ライヴ・イン・ミュンヘン 1977」とは全く別のバンドといった感じだ。

今回は、レインボー永遠の名作「ライヴ・イン・ミュンヘン1977」の感想を綴ってみたいと思う。

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レインボー「ライヴ・イン・ミュンヘン1977」

まずは、レインボー「ライヴ・イン・ミュンヘン1977」の収録曲とメンバーを確認しておこう。

メンバーは、リッチー・ブラックモアをはじめ、ロニー・ジェイムズ・ディオ、コージー・パウエルが在籍した、いわゆる三頭政治と呼ばれる時代のメンバーである。

再結成を含めたレインボーのすべての歴史の中でも全盛期との評価が高い時代のメンバーでもある。

そして、収録曲はこの時期の典型的なセットリストとなっており、特に特別なものではない。

レインボー「ライヴ・イン・ミュンヘン1977」の収録曲とメンバーは、以下の通り。

「ライヴ・イン・ミュンヘン 1977」 レインボー

収録曲
1.イントロ(Intro)~オーバー・ザ・レインボー(Over The Rainbow)
2.キル・ザ・キング(Kill The King)
3.ミストゥリーテッド(Mistreated)
4.16世紀のグリーンスリーヴス(Sixteenth Century Greensleeves)
5.虹をつかもう(Catch The Rainbow)
6.ロング・リヴ・ロックン・ロール(Long Live Rock ‘N’ Roll)
7.銀嶺の覇者(Man On The Silver Mountain)
8.スティル・アイム・サッド(Still I’M Sad)
9.ドゥ・ユー・クローズ・ユア・アイズ(Do You Close Your Eyes)
~エンディング(Ending)~オーバー・ザ・レインボー(Over The Rainbow)

メンバー
ギター:リッチー・ブラックモア
ヴォーカル:ロニー・ジェイムズ・ディオ
ドラムス:コージー・パウエル
ベース:ボブ・デイズリー
キーボード:デヴィッド・ストーン

1977年10月20日、ドイツ・ミュンヘンのオリンピアホールでのライヴを完全収録

レインボー「ライヴ・イン・ミュンヘン1977」リリースの背景

レインボーの1977年10月20日、ドイツ・ミュンヘンのオリンピアホールでのライヴを完全収録した映像作品がこの「ライヴ・イン・ミュンヘン 1977」であるが、当時はドイツのTV番組「ロックパラスト」で放映され、日本でもNHK「ヤング・ミュージック・ショー」でダイジェスト版が放映されている。

その後、非公式の完全収録のビデオが流通し、ファンの間では公式版の発売が待ち望まれていた‟伝説のライヴ”である。

筆者も公式盤の発売を待ち焦がれていたひとりであったが、映像、音質のクオリティも高くハード・ロック不滅の世界遺産と呼ぶにふさわしい仕上がりとなって登場したことを本当にうれしく思う。

現在こうしてリマスタリングが施された完全盤が存在するのは、レコード会社のファインプレーといえるだろう。

レインボー「ライヴ・イン・ミュンヘン1977」の感想

Rainbow – Kill The King (Live in Munich 1977)

ライヴは、当時まだ未発表だった「キル・ザ・キング(Kill The King)」で幕を開けるが、オープニングから凄まじい緊張感が漲っている。

続くディープ・パープルの「ミストゥリーテッド(Mistreated)」では、もはや完全にレインボーの曲だと言わんばかりだ。

ロニー・ジェイムズ・ディオのヴォーカルもよく声が伸びていて張りも十分、まさに壮絶という表現がピッタリなのではないかと思う。

どの曲もスタジオ・バージョンより長尺のアレンジで、ライヴならではの即興性に満ちた演奏となっている。

メンバー同士の個性のぶつかり合いがこの緊張感を生んでいるのは明らかで、レインボー「ライヴ・イン・ミュンヘン1977」は見どころが満載である。

その中でも、このライヴのハイライトのひとつが「スティル・アイム・サッド(Still I’M Sad)」におけるコージー・パウエルのドラムソロである。

チャイコフスキーの「序曲1812年」を用いた、コージー・パウエルならではのショーマンシップに溢れ、これ以上のものはないと思わせるようなドラムソロだ。

そしてアンコールの「ドゥ・ユー・クローズ・ユア・アイズ(Do You Close Your Eyes)」では、リッチー・ブラックモアの狂気のギター・クラッシュが展開されて、1時間50分の凄絶なステージの幕が閉じる。

筆者はどのラインナップのレインボーも好きだが、リッチー・ブラックモア、ロニー・ジェイムズ・ディオ、コージー・パウエルがいた三頭政治の頃は物が違うように感じる。

メンバー一人一人の絶頂期が重なっているようにも見えるし、ディープ・パープルの「ライヴ・イン・ジャパン」に匹敵するといっても過言ではないだろう。

レインボー「ライヴ・イン・ミュンヘン1977」の感想~まとめ

今回は、レインボー永遠の名作「ライヴ・イン・ミュンヘン1977」の感想を綴ってみた。

アルバムごとに常にメンバー・チェンジを繰り返していたレインボーであるが、‟一期一会のライヴ”ともいえるこの夜を捉えたこの「ライヴ・イン・ミュンヘン 1977」は、ハード・ロック永遠の名作ともいえる貴重なものだ。

ロック・ファンなら、耳にして目にして損はないものだと思う。

コージー・パウエルもロニー・ジェームズ・ディオもすでに故人となってしまった今、レインボー「ライヴ・イン・ミュンヘン1977」の価値はさらに高まっているといえる。

この時代にしか実現しなかったレインボーの姿を堪能できる数少ない映像作品である。

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