レインボー「バビロンの城門」の感想!代表曲キル・ザ・キング収録!

「バビロンの城門(LONG LIVE ROCK’N’ROLL)」は、レインボーのスタジオ3作目で、ヴォーカルのロニー・ジェームズ・ディオ在籍最後のアルバムとなった。

前作「虹を翔ける覇者(レインボー・ライジング)」の後のアルバムのためか、代表曲「キル・ザ・キング」を収録しているにもかかわらず少し地味な印象のアルバムだ。

初期レインボーの締め括りともなったこの「バビロンの城門(LONG LIVE ROCK’N’ROLL)」であるが、はたしてどんなアルバムだったのだろうか?

今回は、代表曲「キル・ザ・キング」を収録したレインボー「バビロンの城門(LONG LIVE ROCK’N’ROLL)」の感想を綴ってみたいと思う。

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レインボー「バビロンの城門」

名盤「虹を翔ける覇者(レインボー・ライジング)」の後を受けてリリースされた「バビロンの城門(LONG LIVE ROCK’N’ROLL)」だが、アメリカ市場への進出を目指すリッチー・ブラックモアとそれまでの中世志向のロニー・ジェームズ・ディオとの間で微妙な方向性の違いが見られ始めたアルバムでもある。

リッチー・ブラックモア、ロニー・ジェームズ・ディオ、コージー・パウエル以外のメンバーも流動的で、リッチー・ブラックモア自身が4曲でベースをプレイしていることからもやや不安定な印象があるのは否めない。

しかし、そんな中でも後世に残る名曲が生み出されているのも事実で、聞きどころは数多い。

レインボー「バビロンの城門(LONG LIVE ROCK’N’ROLL)」の収録曲とメンバーは、以下の通り。

「バビロンの城門(LONG LIVE ROCK’N’ROLL)」 レインボー

収録曲
1.ロング・リヴ・ロックン・ロール(Long Live Rock’n’Roll)
2.レディ・オブ・ザ・レイク(Lady of the Lake)
3.L.A.コネクション(L.A. Connection)
4.バビロンの城門(Gates of Babylon)
5.キル・ザ・キング(Kill the King)
6.ザ・シェッド(The Shed(Subtle))
7.センシティヴ・トゥ・ライト(Sensitive to Light)
8.レインボー・アイズ(Rainbow Eyes)

メンバー
ギター:リッチー・ブラックモア
ヴォーカル:ロニー・ジェームズ・ディオ
ドラムス:コージー・パウエル
ベース:ボブ・デイズリー、リッチー・ブラックモア(1・2・3・6)
キーボード:デヴィッド・ストーン

1978年の発表。

レインボー「バビロンの城門」の感想

レインボーのアルバム「バビロンの城門(LONG LIVE ROCK’N’ROLL)」に地味な印象を持っている方は多いのではないだろうか?

レインボーの最高傑作の誉れ高い「虹を翔ける覇者(レインボー・ライジング)」と衝撃の「ダウン・トゥ・アース」に挟まれているとあって立場が悪いというか、難しい時期だったのが原因かと思う。

この時期のレインボーは「スターゲイザー」や「ア・ライト・イン・ザ・ブラック」などに象徴される大作ものが多かった。

しかし、アメリカ市場進出を目論むリッチー・ブラックモアにとってラジオでかかりにくい大作ものはもはや不要で、必要なのはキャッチーな楽曲であった。

歌詞も問題で、ファンタジーの世界を求める大作指向のロニー・ジェームズ・ディオとの間で意見の相違が生まれ始めていた。

そんな難しい舵取りをしながらのアルバム制作だっただけに大いに時間もかかり、少々中途半端な印象を与えてしまっている。

しかし、「キル・ザ・キング」はもちろんのこと「バビロンの城門」という大作ものの名曲も生まれている。

この「バビロンの城門」という曲はまさに中世の世界そのものといった名曲で、珍しくリッチー・ブラックモアが自身最高のギター・ソロと評価しているほどだ。

他にもアルバムのオープニングを飾る「ロング・リブ・ロックンロール」ラストの「レインボー・アイズ」など後世に残る名曲を収録しており、聴きどころは多い。

アルバム「バビロンの城門(LONG LIVE ROCK’N’ROLL)」は、レインボーの隠れた名盤といえるだろう。

レインボー「バビロンの城門」~代表曲キル・ザ・キング収録

Rainbow – Kill the King

「キル・ザ・キング」のイントロを聞いただけで、ゾクゾクしてくるというハードロック・ファンも多いのではないだろうか?

あのイントロ、リフなど曲を貫くテンションの高さは尋常ではない。

レインボーのライブでも70年代、長い間オープニングを飾った屈指の名曲であり初期の代表曲でもある。

筆者も高校時代に夢中になって聞いた記憶が蘇ってくる。

この時期のレインボーは、リッチー・ブラックモア、ロニー・ジェームズ・ディオ、コージー・パウエルによる三頭政治と呼ばれた時期であったが、3人の個性が存分に発揮された初期レインボーを象徴する代表曲といっていいだろう。

キル・ザ・キングが演奏されなくなった理由は?

ところで、この「キル・ザ・キング」であるが、ロニー・ジェームズ・ディオの脱退を最後にステージでフル・バージョンでは演奏されなくなっている。

いや、正確にはヴォーカル入りのフル・バージョンで演奏されなくなったというべきかもしれないが、ギターソロ・タイムでチラッと出る程度である。

これだけの名曲なのになぜ?と思うが、ひとつにはバンドの音楽性に合わなくなったということと、もうひとつはロニー・ジェームズ・ディオ、コージー・パウエルの相次ぐ脱退が理由ではないだろうか?

同じ「キル・ザ・キング」でもこの3人以外でプレイしたらだいぶ印象が違うことだろう。

筆者にとっては、この3人の「キル・ザ・キング」こそ理想の「キル・ザ・キング」であり、極端なことを言えば、この3人以外の「キル・ザ・キング」はちょっと考えられない。

それほどこの時期のラインナップのレインボーにマッチした名曲だと思う。

レインボー「バビロンの城門」~まとめ

今回は、代表曲「キル・ザ・キング」を収録したレインボー「バビロンの城門(LONG LIVE ROCK’N’ROLL)」の感想を綴ってみた。

「キル・ザ・キング」は、リッチー・ブラックモア、ロニー・ジェームズ・ディオ、コージー・パウエルの個性が存分に発揮された初期レインボーを象徴する代表曲で、アルバム「バビロンの城門(LONG LIVE ROCK’N’ROLL)」は、レインボーの隠れた名盤である。

他にも「バビロンの城門」、「ロング・リブ・ロックンロール」、「レインボー・アイズ」など後世に残る名曲を多数収録しており、埋もれるにはもったいなさすぎる名盤といえるだろう。

初期レインボーが好きな方でまだ聞いていないという方があたならば、ぜひ聞いてほしい。

結局は、レインボーに駄作なしである。

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