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下山武徳と島紀史「ダブル・ディーラー」の感想!運命の出会いと共演

今回紹介するのは、ダブル・ディーラーである。

下山武徳島紀史が初めて共演を果たしたアルバムであるが、筆者はヴォーカルの下山武徳の歌に大変な衝撃を受けた。

そのデビュー・アルバムとなったのが、「ダブル・ディーラー」である。

今回は、運命の出会いと共演になった下山武徳と島紀史の「ダブル・ディーラー」の感想を綴ってみたいと思う。

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下山武徳と島紀史「ダブル・ディーラー」

「ダブル・ディーラー」は、下山武徳と島紀史の初めての共演となったアルバムでダブル・ディーラーのデビュー作である。

メンバーはベースの三谷耕作とキーボードの小池敏之がコンチェルト・ムーンから、ドラムスの磯田良雄がサーベル・タイガーからとなっている。

下山武徳と島紀史の「ダブル・ディーラー」の収録曲とメンバーは、以下の通り。

「Double Dealer」 ダブル・ディーラー

収録曲
1. THE LONG WAY ROAD
2. PANDORA’S BOX
3. THE ENEMY
4. DEEP BLUE SKY
5. PRIMITIVE LIFE
6. INNER VOICE
7. TOO YOUNG AND VANE
8. LOOK AT YOUR FACE
9. LEAVE AS IT IS NOW
10. RAISE YOUR FIST

メンバー
ヴォーカル:下山武徳
ギター:島紀史
ベース:三谷耕作
ドラムス:磯田良雄
キーボード:小池敏之 

2000年の発表。

ダブル・ディーラーの誕生、そして下山武徳と島紀史の共演

思わぬところから島紀史という日本人の素晴らしいギタリストを知り、コンチェルト・ムーンには注目していた筆者であったが、ひとつだけ気になっていたことがあった。

ヴォーカルの弱さである。

どうしても線の細さを感じずにはいられなかったのである。

そんな時、島紀史が共演を熱望するパワフルなシンガーがいるという情報をキャッチした。

そのシンガーがサーベル・タイガーの下山武徳である。

まったくはじめて聞く名前であったが、当時、島紀史がべた褒めするのを見て、いったいどれだけ凄いシンガーなのだろうと期待が高まった。

そして、2人の共演がついに実現する。

まさに運命の出会い、そして共演であった。

下山武徳と島紀史「ダブル・ディーラー」の感想

意中のシンガーを得た島紀史であったが、アルバム「ダブル・ディーラー」の曲の傾向はコンチェルト・ムーンと同様のメロディアスなハード・ロックである。

ただそこに下山武徳というシンガーが加わることによって明らかにパワーアップしているのがわかる。

それにしてもこのシンガー、ただ者ではない。

全身全霊で歌っているというか、表現は悪いが今にも血管から血が噴き出してくるのではないか、というぐらいの集中力だ。

グッと心臓を鷲掴みにされるような、そんな気さえする。

正直に言って、ロニー・ジェームズ・ディオを初めて聞いた時以来の大きな衝撃を受けた。

いい例が4曲目の「DEEP BLUE SKY」である。

まるで歌に魂が乗り移っているようである。

もちろん他の楽曲においても素晴らしい。

アルバム「ダブル・ディーラー」の全体的な印象としては、コンチェルト・ムーンの弱点が解消され、さらにレベルアップを果たしたバンドで、島紀史の描いていた理想が実現したアルバムという感じだ。

下山武徳と島紀史「ダブル・ディーラー」の感想~まとめ

今回は、運命の出会いと共演になった下山武徳と島紀史の「ダブル・ディーラー」の感想を綴ってみた。

筆者にとってこの「Double Dealer」の最大の衝撃は、シンガーの下山武徳との出会いである。

こんな素晴らしいシンガーがまさか日本にいたとは、夢にも思わなかった。

持ち前のパワーと表現力を活かしたその説得力は他の追随をまったく許さない。

島紀史への注目度が強かった筆者であったが、このアルバムをきっかけに下山武徳への関心が高まることになった。

しかし、一抹の不安があった。

それはライブである。

こういったハイ・トーンを駆使するシンガーの場合、アルバムはいいが、ライブではフェイクするという残念な光景を何度も目の当たりにしている。

残念ながらライブを経験するまで5年の歳月を要したが、そのライブは想像を絶する凄まじいものであった。

その様子は次回、レポートしたいと思う。

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