ディープ・パープル「メイド・イン・ヨーロッパ」の感想!3期ラスト

「ライブ・イン・ジャパン」を聞いてからは、ディープ・パープルは生粋のライブ・バンドなんだと悟った筆者は、さらに他のライブ・アルバムやベスト・アルバムを聞き漁った。

当時は今と違って種類も限られている中で、次に手にしたのがこの「メイド・イン・ヨーロッパ」だった。

名曲「紫の炎(バーン)」のライブ・バージョンを収録しているということで期待していたが、はたしてディープ・パープル「メイド・イン・ヨーロッパ」は、どんなライブ・アルバムだったのだろうか?

今回は、名曲「紫の炎(バーン)」を収録したディープ・パープル「メイド・イン・ヨーロッパ」の感想を綴ってみたいと思う。

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ディープ・パープル「メイド・イン・ヨーロッパ」

このディープ・パープル「メイド・イン・ヨーロッパ」が発表されたのは1976年で、すでにディープ・パープルが解散した後の発表である。

リリースするつもりで録音していたのかどうかはわからないが、これほどのクオリティのライブ・アルバムが解散するまで発表されていないというのも理解に苦しむ。

第3期ディープ・パープルのベスト的な選曲のライブ・アルバムだといっていいだろう。

メンバーチェンジがあり、ヴォーカルとベースが代わっていたのだが、最も目を引いたのが、❝リッチー・ブラックモアのディープ・パープルにおけるラスト・ステージ❞ という触れ込みだった。

何があったのかは当時は知らなかったが、この後、レインボーが誕生したんだなということだけはわかった。

ディープ・パープル「メイド・イン・ヨーロッパ」の収録曲とメンバーは、以下の通り。

「メイド・イン・ヨーロッパ」ディープ・パープル

収録曲
1.紫の炎(バーン)                                                 
2.ミストゥリーテッド(Mistreated)

3.嵐の女(Lady Double Dealer)
4.ユー・フール・ノー・ワン(You Fool No One)
5.嵐の使者(Stormbringer)

メンバー
ギター:リッチー・ブラックモア                
キーボード:ジョン・ロード                 
ヴォーカル:デヴィッド・カヴァーデール           
ベース:グレン・ヒューズ
ドラムス:イアン・ペイス

1976年の発表。

ディープ・パープル「メイド・イン・ヨーロッパ」の感想

ディープ・パープル「メイド・イン・ヨーロッパ」のオープニングは、「紫の炎(バーン)」である。

これも「ライブ・イン・ジャパン」同様、スタジオ盤とは別の曲のような疾走感だ。

ギター・ソロ、キーボード・ソロもスタジオ・バージョンとはまったく異なるが、どちらも絶品。

そしてラストの「嵐の使者(Stormbringer)」まであっという間に聞かせてしまう。

本当にあっという間で、ダイジェスト版のような印象を受けた。

選曲もベストの中のさらにベストといった感じで正直、LPレコード1枚で5曲は、ディープ・パープルのライブ・アルバムとしては物足りなかった。

素晴らしいのは、わかる。

だからこそこのバンドの場合、完全版を聞きたいのだ。

今では完全版も出ているが、当時は「ライブ・イン・ジャパン」と比べて物量の差が唯一の不満だった。

ディープ・パープル – バーン(LIVE 1974)

ディープ・パープル「メイド・イン・ヨーロッパ」は3期ラスト・ステージ

第3期に入った頃からリッチー・ブラックモアのプレイには、トレモロ・ピッキングが頻出するようになった。

これ、個人的にあまり好きではない。

ギターでコピーするには楽でいいのだが、聞いてる方はどうなんだろう?

とにかくこの頃から多くなってレインボーに入ってからもこの傾向は続いている。

それと第3期からバンドをもっとブルージーにしたいって言ってたけどあまり言ってたほどの成果は上がっていないように感じる。

悪くはないがベストというわけでもない。

個人的には疾走系の曲の方にディープ・パープル本来の魅力を感じる。

所々にブルージーな良さも散見されるものの「紫の炎(バーン)」「嵐の女(Lady Double Dealer)」「嵐の使者(Stormbringer)」とやはり第2期を継承するような曲が爽快だし、これぞディープ・パープルっていう気がする。

ディープ・パープル「メイド・イン・ヨーロッパ」の感想~まとめ

今回は、名曲「紫の炎(バーン)」を収録したディープ・パープル「メイド・イン・ヨーロッパ」の感想を綴ってみた。

ラスト・ステージという割には、それを全く感じさせないリッチー・ブラックモアのプレイを聞いているとやはり彼がバンドの柱であったことを改めて感じる。

ここで脱退してしまうのがもったいないと思うのと同時にリッチー・ブラックモア抜きのディープ・パープルなんてありえないと子供ながらに思った。

実際、次のアルバムで解散してしまうわけだが、これが事実上、ディープ・パープルのラスト・ライブだったような気がしてならない。

このディープ・パープル「メイド・イン・ヨーロッパ」は、「ライブ・イン・ジャパン」にはかなわないもののディープ・パープルのベスト・ライブのひとつであり、最後の輝きを放つ素晴らしいライブ・アルバムと位置づけることができるだろう。

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