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朴葵姫(パク・キュヒ)「ハルモニア」の感想!新境地を切り開く意欲作

❝天使のトレモロ❞こと朴葵姫(パク・キュヒ)が、約3年ぶりとなるアルバム「ハルモニア」を発表した。

押尾コータローやジャズの渡辺香津美が楽曲を提供した話題の新作で、ギタリストがギタリストのために書いた作品集となっている。

朴葵姫(パク・キュヒ)としては、初めてとなる委嘱作品を収録しており、これまでのアルバムとは一線を画する点にも注目したいところ。

今回は、朴葵姫(パク・キュヒ)の新境地を切り開く意欲作「ハルモニア」の感想を綴ってみたいと思う。

朴葵姫(パク・キュヒ)「ハルモニア」

朴葵姫(パク・キュヒ)のアルバム「ハルモニア」は、これまでのクラシック・ギターの定番曲から離れた意欲作といえる。

押尾コータローや渡辺香津美の委嘱作品など、これまでの朴葵姫のアルバムとは明らかに趣を異にしている。

馴染みのない曲が並び、戸惑う方もいらっしゃるかもしれない。

朴葵姫(パク・キュヒ)「ハルモニア」の収録曲は、以下の通り。

「ハルモニア」 朴葵姫(パク・キュヒ)

収録曲
1.インヴィテイション~組曲“夏の庭”より(セルジオ・アサド)

2.ハルモニア(押尾コータロー)※委嘱作品
3.ヴァルス・デ・ザンジュ-天使のワルツ(ローラン・ディアンス)
4.リバー・ベッド~スリー・リバー・モーメンツより(ケヴィン・カラハン)
5.アンダーカレンツ~スリー・リバー・モーメンツより(ケヴィン・カラハン)
6.ヴァルス・アン・スカイ(ローラン・ディアンス)
7.ヴァルセアーナ~ギターのための”アクアレル”より(セルジオ・アサド)
8.フォーコ~リブラ・ソナチネより第3楽章(ローラン・ディアンス)
9.フェアウェル~組曲“夏の庭”より(セルジオ・アサド)
10.サンバースト(アンドリュー・ヨーク)
11.ペガサス(渡辺香津美)※委嘱作品
12.ララバイ(アンドリュー・ヨーク)

ギター
朴葵姫(パク・キュヒ)

2018年2月21日の発表。

朴葵姫(パク・キュヒ)「ハルモニア」の感想

朴葵姫(パク・キュヒ)のアルバム「ハルモニア」は、作品としての仕上がりは秀逸である。

いつもの美しい音でレガートに紡がれるフレーズは相変わらずだ。

こういったギターの小品にも相性はよく、どの曲も歌が聞こえてくるような素晴らしい演奏である。

それにも増して今回感じたことは、クラシック・ギターを広めようとする朴葵姫(パク・キュヒ)の心意気である。

「クラシック・ギターのコンサートには若い世代のお客さんが少ない」と語っていたが、このままではクラシック・ギターの将来が危ういと感じる部分があるのかもしれない。

前作が発表されてから、次のアルバムは映画音楽や洋楽のカバー・アルバムの予定とリクエストを募っていたが、紆余曲折を経てこの「ハルモニア」の形になったのであろう。

筆者もリクエストしたのだが、あのプランはどうなったのだろう…?

それはともかく「ハルモニア」は意欲作であることは間違いない。

スペインへの半年の留学も経て、さらにひとまわり大きくなった朴葵姫(パク・キュヒ)を聞くことができるアルバムだ。

朴葵姫(パク・キュヒ)「ハルモニア」の感想~まとめ

今回は、朴葵姫(パク・キュヒ) の新境地を切り開く意欲作「ハルモニア」の感想を綴ってみた。

毎回テーマをもってアルバム制作に取り組んでいる中で、クラシックという敷居の高いジャンルをまたいで他のジャンルとのクロスオーバーに挑んだ意欲作が「ハルモニア」といえるだろう。

この後もコンサートのスケジュールは入ってくるであろうから、ファンは要チェックだ。

これからも朴葵姫(パク・キュヒ)から目が離せない!

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