ギタリストならだれでも速弾きにあこがれた経験があると思う。
アマチュア・ギタリストそれぞれにあこがれの早弾きギタリストがいたのではないだろうか。
日本人のギタリストも速弾きのレベルが上がってきている。
しかし、早弾きギタリストでも速いだけじゃないのはだれなのだろうか?
今回は、「早弾きギタリストの日本人ランキング!速いだけじゃないのはだれ?」と題して、速いだけじゃない日本人の早弾きギタリストについて見ていきたいと思う。
早弾きギタリストの日本人ランキング~ロック・ギタリスト
早弾きギタリストの日本人ランキングといってもただメカニックに速いギタリストをあげてもあまり意味がないので、速弾きができてなおかつ曲に合った、あるいは曲を活かすギタープレイができる早弾きギタリストを厳選してみることにした。
なので、ただ速いのではなくセンスも兼ね備えた早弾きギタリストの日本人ランキングということになる。
ランキングといっても筆者の好みがどうしても反映されてしまうのはご容赦いただきたい。
早弾きギタリストの日本人ランキングは、以下の4人をあげたい。
早弾きギタリストの日本人ランキング①~高崎晃
早弾きギタリストの日本人ランキング堂々の第1位は、ラウドネスの高崎晃を選んだ。
”世界のタカサキ”として知られ、知名度はワールドクラスだ。
フルピッキングの速さとともにライトハンド奏法の名手としても知られている。
トンガリ度も今回の4人の中でもトップと思われるが、ラウドな楽曲でも曲の雰囲気に見事にハマるソロ・プレイはさすがのひと言だ。
高崎晃~おすすめのアルバム
「RISE TO GLORY-8118-」 ラウドネス
高崎晃のおすすめのアルバムとして現時点(2019年12月)での最新のスタジオ・アルバムであるラウドネスの「RISE TO GLORY-8118-」をあげておきたい。
高崎晃の早弾きギタリストとしてのテクニックはもちろん80年代風のラウドネスから近年に至るまでのラウドネスの音楽性が詰まったアルバムに仕上がっている。
まだまだ現在進行形のラウドネスと高崎晃を体感できると思う。
早弾きギタリストの日本人ランキング②~山本恭司
早弾きギタリストの日本人ランキング第2位は、バウワウ他での活動で知られる山本恭司を選んだ。
今回、実は第1位を高崎晃か山本恭司かでずいぶんと悩んだ。
速弾きだけ見れば高崎晃に思えたが、表現力という点で山本恭司が上にも思えたからだ。
2人とも独特のサウンドも確立しており、甲乙つけがたい。
とりあえず早弾きギタリストということだから高崎晃を第1位にした次第だ。
速弾きだけでなく、表現力やサウンドも聞いてほしいギタリストとしてピックアップした。
山本恭司~おすすめのアルバム
「VOICE OF THE WIND」 山本恭司
山本恭司は、おすすめのアルバムはバウワウではなくソロ・アルバムから「VOICE OF THE WIND」を選んでみた。
今回、おすすめする4人のアルバムの中では最も異色の1枚だが、速弾きというよりは山本恭司の表現力の深さを感じてほしいアルバムだ。
もはやメタルのアルバムではないが、壮大な宇宙空間を感じさせるようなスケールの大きな曲、そしてギター・プレイは完全に山本恭司ワールドと化している。
早弾きギタリストの日本人ランキング③~島紀史
続いて、少し世代が若くなって、コンチェルト・ムーンやダブル・ディーラーでの活動で知られる島紀史を第3位に選んだ。
リッチー・ブラックモアやイングヴェイ・マルムスティーンの影響がもろに感じられるが、ピッキングは本家より正確かと思うこともあるし、本人もよりメロディアスなハードロックを目指しているということで、クラシカルなセンスは4人の中では一番光る。
島紀史~おすすめのアルバム
「OUROBOROS」 コンチェルト・ムーン
島紀史のおすすめのアルバムは、コンチェルト・ムーンの最新アルバム「OUROBOROS」をあげておきたい。
コンチェルト・ムーン初期の代表曲をリレコーディングしたベスト・アルバムで、速弾きはもちろん、島紀史の持ち味であるメロディアスなギター・ソロを思う存分、堪能できる。
曲もいいし、現時点(2019年12月)での島紀史のベスト・プレイといっていいと思う。
早弾きギタリストの日本人ランキング④~梶山章
最後に選んだのが現在ゴールドブリックで活動中の梶山章だ。
元レインボー~ディープ・パープルのジョー・リン・ターナーが来日公演の際には必ず梶山章を起用するほど信頼されているだけあって、腕は確かだ。
本気で速弾きをすれば、どれだけ速く弾けるんだろうと思わせるほど速弾きには定評があるギタリストであるが、本人は速弾きに頼ることなく楽曲の中に自然に溶け込むギタープレイを目指しているようだ。
梶山章~おすすめのアルバム
「Into The Deep」 梶山章&下山武徳
梶山章のおすすめのアルバムは、下山武徳とのプロジェクトとしてリリースされた「Into The Deep」をあげたい。
速弾きの正確性に加えて、時に叙情的ともいえる梶山章の情感豊かなギタープレイを聞くことができる。
アルバムの完成度も非常に高いものがあり、梶山章の曲と同化したようなギター・ソロも真骨頂といった感じだ。
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☞ 梶山章と下山武徳の待望の共演と終焉「Into The Deep」
早弾きギタリストの日本人ランキング~まとめ
今回は、「早弾きギタリストの日本人ランキング!速いだけじゃないのはだれ?」と題して、速いだけじゃない日本人の早弾きギタリストについて見てきた。
高崎晃、山本恭司、島紀史、梶山章を早弾きギタリストの日本人ランキング・トップ4としてあげた。
速いだけじゃない早弾きギタリストの日本人ランキングということで、筆者の好み丸出しになってしまったが、いずれも日本を代表するスーパー・ギタリストたちであるのは間違いない。
4人もまだまだ現役で頑張っている。
これからのさらなる活躍を期待したい。
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