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クイーン最後のアルバム「メイド・イン・ヘヴン」の感想!涙の最終章

フレディ・マーキュリーが他界してから4年後の1995年11月にリリースされた、フレディ・マーキュリーがヴォーカルのクイーンとしては最後のアルバム「メイド・イン・ヘヴン」である。

完成度がどうのこうのという前にフレディ・マーキュリーの本当の最後のアルバムという意味で涙なしでは聞けないアルバムだ。

今回は、涙の最終章となったクイーン最後のアルバム「メイド・イン・ヘヴン」の感想を綴ってみたいと思う。

クイーン最後のアルバム「メイド・イン・ヘヴン」

フレディ・マーキュリーへのトリビュートの意味合いも強いためか、クイーン最後のアルバム「メイド・イン・ヘヴン」の収録曲はバラードが中心になっている。

そしてこのバラードが本当に涙なしでは聞けない出来に仕上がっている。

クイーンの「メイド・イン・ヘヴン」は、フレディ・マーキュリーの生前に残されたヴォーカル・トラックにクイーンのメンバーがそれぞれのパートを録音、編集したアルバムで、本当にこれがクイーン最後のアルバムであることを感じさせる内容になっている。

ファンもそれを感じ取ったのか、クイーンのスタジオ・アルバムとしては最大のヒットとなった。

クイーン最後のアルバム「メイド・イン・ヘヴン」の収録曲とメンバーは、以下の通り。

「メイド・イン・ヘヴン」 クイーン

収録曲
1.イッツ・ア・ビューティフル・デイ(It’s a Beautiful Day)
2.メイド・イン・ヘヴン(Made in Heaven)
3.レット・ミー・リヴ(Let Me Live)
4.マザー・ラヴ(Mother Love)
5.マイ・ライフ・ハズ・ビーン・セイヴド(My Life Has Been Saved)
6.ボーン・トゥ・ラヴ・ユー(I Was Born to Love You)
7.ヘヴン・フォー・エヴリワン(Heaven for Everyone)
8.トゥー・マッチ・ラヴ・ウィル・キル・ユー(Too Much Love Will Kill You)
9.ユー・ドント・フール・ミー(You Don’t Fool Me)
10.ウインターズ・テイル(A Winter’s Tale)
11.イッツ・ア・ビューティフル・デイ(リプライズ)(It’s a Beautiful Day(Reprise))

メンバー
ヴォーカル:フレディ・マーキュリー
ギター&ヴォーカル:ブライアン・メイ
ベース&ヴォーカル:ジョン・ディーコン
ドラムス&ヴォーカル:ロジャー・テイラー

1995年の発表。

クイーン最後のアルバム「メイド・イン・ヘヴン」の感想

やはり、クイーンとしての素材が不足していたのだろう、フレディ・マーキュリーのソロ・アルバムから「メイド・イン・ヘヴン(Made in Heaven)」「ボーン・トゥ・ラヴ・ユー(I Was Born to Love You)」、ブライアン・メイのソロ・アルバムから「トゥー・マッチ・ラヴ・ウィル・キル・ユー(Too Much Love Will Kill You)」がクイーン・バージョンとして収録されている。

これをクイーンのアルバムとして認めないという見方もあるとは思うが、このアルバムにこれまでにない透明感のある美しさを感じるのも事実。

バラード中心のアルバムで、残されたクイーンの3人のメンバーによるフレディ・マーキュリーへの哀悼の意を強く感じさせられる。

素材としてもかなり限られていただろうから、メンバー3人の気持ちがそうさせたような気がしてならない。

特に感動したのは、3曲目の「レット・ミー・リヴ(Let Me Live)」だ。

タイトルがあまりにもそのままなのと1コーラスづつメンバーが歌うというのも泣かせるやり方だ。

「トゥー・マッチ・ラヴ・ウィル・キル・ユー(Too Much Love Will Kill You)」での”愛はなければ辛いし、ありすぎれば毒になる”という歌詞も愛を求めたフレディ・マーキュリーが重なるし、「ウインターズ・テイル(A Winter’s Tale)」の美しさはまるでこの世に別れを告げているようにも思えてくる。

なんとも胸を締め付けてくるではないか。

クイーン最後のアルバム「メイド・イン・ヘヴン」の聞きどころは、これらバラードなのは間違いない。

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「メイド・イン・ヘヴン」でわかるフレディ・マーキュリーの存在感

クイーンはこの後、ヴォーカルにアダム・ランバートやポール・ロジャースを迎えて活動は続けているが、やはりフレディ・マーキュリーの代役はだれにも務まらないのは明らかだ。

筆者もポール・ロジャースがヴォーカルのクイーンを横浜で見たが、違和感は最後まで拭えなかった。

このクイーン最後のアルバム「メイド・イン・ヘヴン」を聞いても感じるのだが、ヴォーカル・トラックはフレディ・マーキュリーのものを使用しているとはいえ、いつものクイーンとは明らかに違う。

フレディ・マーキュリーの声は使っていても魂が入っていないと言ったら言い過ぎになるが、実際のレコーディングには参加していないと、これほど違うのかを感じさせられた。

いなくなって改めてフレディ・マーキュリーの存在感の大きさを認識した。

大袈裟に言えば、フレディ・マーキュリーこそがクイーンであったともいえるのではないだろうか。

クイーン最後のアルバム「メイド・イン・ヘヴン」の感想~まとめ

今回は、涙の最終章となったクイーン最後のアルバム「メイド・イン・ヘヴン」の感想を綴ってみた。

クイーン最後のアルバム「メイド・イン・ヘヴン」は、フレディ・マーキュリー不在の中で完成した残されたメンバーの哀悼の意が凝縮されたアルバムである。

聞きどころはバラードで歌詞など涙なしでは聞けない曲が多く、またフレディ・マーキュリーなしのアルバム制作はフレディの存在感の大きさを感じさせることにもなっている。

音源が不足して寄せ集めという感はあるもののクイーン最後のアルバムとして、「メイド・イン・ヘヴン」は感動的なアルバムといえる。

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