オジー・オズボーンとランディ・ローズのライブ・アルバム「トリビュート」

「トリビュート ~ランディ・ローズに捧ぐ」 
        オジー・オズボーン&ランディ・ローズ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1. I Don’t Know
2. Crazy Train
3. Believer
4. Mr. Crowley
5. Flying High Again
6. Revelation (Mother Earth)
7. Steal Away (The Night) ~ Drum Solo
8. Suicide Solution
9. Iron Man
10. Children Of The Grave
11. Paranoid
12. Goodbye To Romance
13. No Bone Movies
14. Dee (Studio Out-Takes)

ギター:ランディ・ローズ                                      ヴォーカル:オジー・オズボーン                                   ベース:ルディ・サーゾ                                       
ドラムス:トミー・アルドリッジ

Ozzy Osbourne オジーオズボーン / Tribute: トリビュート ・ランディ ローズに捧ぐ 【BLU-SPEC CD 2】

1982年、飛行機事故により、25歳の若さでこの世を去ったランディ・ローズ

当時、新しい音源を聞きたいと思っていた少年だが、それは到底叶わぬ願いであった。

生前の音源で唯一その可能性が残されていたのはライブ・アルバムであった。

しかし、ライブ・アルバムの発表まで、ランディ・ローズの死後5年の歳月を要することになる。

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オジー・オズボーン&ランディ・ローズのライブ・アルバム発表の背景

しっかりとした音源が残されているという噂は飛び交っていた。

しかし、すぐにというわけにはいかなかった。

オジー・オズボーンがランディ・ローズの死に向き合えなかったためだ。

死の直後には、同じライブ・アルバムでも「SPEAK OF THE DEVIL~悪魔の囁き」という全曲ブラック・サバスで、ギターが現ナイト・レンジャーのブラッド・ギルスという変則的なライブアルバムがリリースされていた。

オジー・オズボーンの傷心のほどが窺える。

そんな中でやっとリリースされたのが、この「トリビュート ~ランディ・ローズに捧ぐ」である。

待ちに待ったランディ・ローズの音源に少年の心は高鳴った。

1987年の発表。

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ランディ・ローズのレガートなプレイが光るライブ・アルバム

音源は、1981年のカナダ・ツアーを収録したもので、収録曲は、1st「BLIZZARD OF OZZ」を中心に2nd「DIARY OF A MADMAN」から数曲、ブラック・サバスの代表曲3曲といった構成。

ランディ・ローズのサウンドは、スタジオ盤よりもラウドでノイジーであるが、実に生々しく、まさにライブの音といった感じ。

対してフレーズはメロディアスかつ繊細でランディ・ローズの長所がいかんなく発揮されている。

特筆すべきは、ひとつひとつのフレーズが実にのびのびと歌っているということ。

速弾きとかライトハンド奏法とかスウィープとかいろいろ難しいテクニックはあるが、この「トリビュート ~ランディ・ローズに捧ぐ」におけるランディ・ローズのプレイを聞いていると、ギターを歌わせるというのが究極のテクニックなのではないかと感じる。

クラシック・ギターをやっていた影響なのかはわからないが、非常にレガートに歌っている。
本当に素晴らしい。

ブラック・サバスの曲においても本家トニー・アイオミとは違う独自のサウンドとプレイを聞かせている。

職人技のトニー・アイオミに対して、ランディ・ローズはメタリックなサウンドとクラシカルなフレーズで曲に新たな光を当てている。

荒削りではあるが、まだまだ伸びしろを感じさせるプレイを聞いていると早すぎる死が本当に惜しまれる。

そして、スタジオ・アウトテイクの「DEE」だ。

クラシックのスタイルで書かれたこの小品にはランディ・ローズの肉声まで含まれており、もう涙なくしては聞けないテイクだ。

まとめ

「TRIBUTE」と銘打たれたアルバムは、多数あるが、きっかけはこの「トリビュート ~ランディ・ローズに捧ぐ」ではないだろうか?

そして、オジー・オズボーンのランディ・ローズへの追悼の意が100%詰まった本当の意味でのトリビュート・アルバムである。

残念ながらランディ・ローズはもう帰って来ない。

しかし、少年の心の中で今でも色褪せることなく、ランディ・ローズは生きている。

残された音源も少ないこの夭折の天才ギタリストの最高の姿をとらえたアルバムとして、少年にとって忘れられない大切な1枚となっている。

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