マイケル・シェンカー・グループ「イモータル」の感想!ゲスト多数!

マイケル・シェンカー・グループのデビュー40周年+マイケル・シェンカー音楽活動50周年を記念するスペシャルなアルバム「イモータル」が、マイケル・シェンカー・グループ名義でリリースされた。

アニバーサリーにふさわしく、マイケル・シェンカー・フェストを上回る多数の豪華ゲスト・ミュージシャンが参加して花を添えている。

今回は、多数のゲスト・ミュージシャンが参加したマイケル・シェンカー・グループ「イモータル」の感想を語っていきたいと思う。

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マイケル・シェンカー・グループ「イモータル」

マイケル・シェンカー・グループの「神(帰ってきたフライング・アロウ)」がリリースされたのが1980年、そして、マイケル・シェンカーが音楽活動を開始したマイケルの手による「In Search of the Peace of Mind」(スコーピオンズの「Lonesome Crow」収録)が1970年ということで、2020年はマイケル・シェンカー・グループのデビュー40周年、さらにマイケルの音楽活動開始50周年のアニバーサリー・イヤーだった。

マイケル・シェンカー・グループのデビュー40周年記念ということで、スタジオ・アルバムとしては2008年以来の久しぶりのマイケル・シェンカー・グループ名義でのリリースとなった。

新型コロナウイルスの感染拡大の真最中に制作された影響のためか、マイケル・シェンカー・フェストを上回る多数の豪華ゲスト・ミュージシャンが参加しており、アニバーサリーとしてはこれ以上は望むべくもないと思えるメンバーで、収録曲10曲を分け合ってプレイしている。

マイケル・シェンカー・グループ「イモータル」の収録曲とメンバーは、以下の通り。

「イモータル」 マイケル・シェンカー・グループ

収録曲
1. ドリルド・トゥ・キル(Drilled to Kill)
2. ドント・ダイ・オン・ミー・ナウ(Don’t Die On Me Now)
3. ナイト・オブ・ザ・デッド(Knight of the Dead)
4. アフター・ザ・レイン(After the Rain)
5. デヴィルズ・ドーター(Devil’s Daughter)
6. セイル・ザ・ダークネス(Sail the Darkness)
7. ザ・クイーン・オブ・ソーンズ・アンド・ローゼズ(The Queen of Thorns and Roses)
8. カム・オン・オーヴァー(Come On Over)
9. サングリア・モルテ(Sangria Morte)
10. イン・サーチ・オブ・ザ・ピース・オブ・マインド(In Search of the Peace of Mind)-2021 Re-Recording

メンバー
ギター:マイケル・シェンカー(All Tracks)

ヴォーカル:
ラルフ・シーパース(Track1.5)
ジョー・リン・ターナー(Track2.9)
ロニー・ロメロ(Track3.6.8)
マイケル・フォス(Track4.7)
ゲイリー・バーデン(Track10)
ロビン・マッコーリー(Track10)
ドゥギー・ホワイト(Track10)

ベース:バリー・スパークス(All Tracks)

ドラムス:
サイモン・フィリップス(Track2.10)
ボド・ショプフ(Track4.5.6.8)
ブライアン・ティッシー(Track1.3.7.9)

キーワード:
スティーヴ・マン(Track2~10)
デレク・シェリニアン(Track1)

2021年の発表。

マイケル・シェンカー・グループ「イモータル」の感想

昨今のマイケル・シェンカー・フェストのアルバムなど、最近のマイケル・シェンカーのアルバムは12~13曲ほど収録したアルバムが多いが、この「イモータル」は全10曲でうち1曲は再録音だから実質的に新たに書き下ろしたのは9曲ということになる。

再録音の「ン・サーチ・オブ・ザ・ピース・オブ・マインド」はマイケル・シェンカー・フェストの4人が歌い、残りの9曲を3人のシンガーが分け合って歌っている。

この新たに書き下ろした9曲が秀逸でシンガーも適材適所に絶妙に配置されている印象があって、とても締りがあるアルバムに仕上がっている。

特に気に入ったのがオープニングの「ドリルド・トゥ・キル」、「ドント・ダイ・オン・ミー・ナウ」、「アフター・ザ・レイン」、「サングリア・モルテ」あたりで、ヴォーカルがうまくハマっていると思う。

「イモータル」のオープニングを飾る疾走系の「ドリルド・トゥ・キル」は、ラルフ・シーパースのパワフルな歌声がグイグイと曲を引っ張って、さらにマイケル・シェンカーとキーワードとデレク・シェリニアンの掛け合いがディープ・パープルを彷彿とさせる従来のMSGにはない新鮮さが印象的。

プロヂューサーでもあるマイケル・フォスが歌うパワー・バラードの「アフター・ザ・レイン」は、これも従来のMSGにはなかったタイプの曲で、マイケル節全開のエモーショナルなギター・ソロが見事。

ジョー・リン・ターナーが歌う「ドント・ダイ・オン・ミー・ナウ」と「サングリア・モルテ」適役で、ジョーの長所と楽曲がフィットしている。

そして、最後はマイケル・シェンカーが音楽活動を始めたスコーピオンズ時代の「イン・サーチ・オブ・ザ・ピース・オブ・マインド」でグラハム・ボネットを除くマイケル・シェンカー・フェストの4人のシンガーが歌い継いでいる。

アニバーサリーに伴う再録音ということで、より一層ブラッシュアップされたドラマティックなバージョンに仕上がっている。

ロニー・ロメロの歌う3曲はさすがの安定感で安心して聞いていられるし、マイケル・シェンカーのギターは今回もいうことなしの素晴らしさだ。

10曲に絞った効果で、緊張感がより持続しているし、アニバーサリーにふさわしいアルバムになったのではないかと思う。

マイケル・シェンカー・グループ「イモータル」のヴォーカル

今回のアルバム「イモータル」で意外だったのは、ヴォーカルをロニー・ロメロひとりに限定する予定だったということである。

近年のマイケル・シェンカー・フェストでの4人のシンガーの起用と今回のアニバーサリー盤ということから大々的に複数のシンガーが歌うと予想していただけにかなり驚いた。

結果的には新型コロナウイルスの影響で多くのシンガーが参加することにはなったが、ロニー・ロメロは前作「レヴェレイション」に初めてゲスト参加したばかりだ。

そのロニー・ロメロとまるまるアルバム1枚を作ろうとしていたのだから、マイケルがいかに気に入ったのかがわかる。

できれば次作はこの方向性で進んでいってもらえればと期待しているのだが、ロニー・ロメロがレインボーやヴァンデンバーグ、若井望のDESTINIAなどでも歌っていて、今や超売れっ子のシンガーだけにスケジュールが確保できるかどうかがカギとなるだろう。

そして、もうひとり、今回の「イモータル」で素晴らしい声を聞かせてくれたシンガーがラルフ・シーパースだ。

パワフルだし、声もややハスキーでmailer好みだし、意外にも相性はすこぶるいいように感じた。

ロニー・ロメロがつかまらなかった場合には、ぜひ第2候補として考えてもらいたいものだ。

アニバーサリーではあったが、おそらく「イモータル」ではマイケル・シェンカー・フェストのような大所帯ではなく従来のマイケル・シェンカー・グループに戻ろうという方針だったのだろうと思う。

次作では本当の意味で、マイケル・シェンカー・グループの復活になるだろう。

マイケル・シェンカー・グループ「イモータル」はブルーレイ付がおすすめ

ところで、今回のマイケル・シェンカー・グループ「イモータル」には、CD単独販売の他、マイケル・シェンカー・フェストの2019年ドイツの「Bang Your Head Festival」のライブ・アルバム付きのバージョンもリリースされている。

ブルーレイとCDは2時間21分、26曲に及び、ライブの模様が完全収録されている。

マイケル・シェンカー・フェストのライブ・アルバムとしては2016年8月24日に東京国際フォーラムで行われたライヴ2016~東京国際フォーラム・ホールA」があるが、ライブの構成は同じであるもののセットリストが微妙に異なっている。

マイケル・シェンカー・ファンには見逃せないライブ・アルバムといえるだろう。

「イモータル」には下記のように多くの発売形態があるが、マイケル・シェンカー・ファンにはCD単独ではなく少なくともブルーレイ付きのバージョンをおすすめしたい。

マイケル・シェンカー・グループ「イモータル」の発売形態

ライブ・アルバムはCDとブルーレイで、ライブの模様を完全収録したものとなっており、「イモータル」の発売形態には以下の多くのパターンがある。

・CD+ブルーレイ+2枚組ライブCD+Tシャツ(1000セット):11,550円(税抜10,500円)

・CD+ブルーレイ+2枚組ライブCD:8,250円(税抜7,500円)

・CD+ブルーレイ:6,050円(税抜5,500円)

・CD:2,970円(税抜2,700円)

「Bang Your Head Festival」収録曲(ブルーレイ)
1. ホリデイ(Scorpions)
2. ドクター・ドクター(UFO)
3. イントゥ・ジ・アリーナ(Michael Schenker Group)
4. レディ・トゥ・ロック(Michael Schenker Group)
5. アタック・オブ・ザ・マッド・アクスマン(Michael Schenker Group)
6. メッシング・アラウンド(Michael Schenker Fest)
7. アームド・アンド・レディ(Michael Schenker Group)
8. コースト・トゥ・コースト(Scorpions)
9. ダンサー(Michael Schenker Group)
10. デザート・ソング(Michael Schenker Group)
11. ナイト・ムーズ(Michael Schenker Fest)
12. アサルト・アタック(Michael Schenker Group)
13. キャプテン・ネモ(Michael Schenker Group)
14. セイヴ・ユアセルフ(McAuley-Schenker Group)
15. エニータイム(McAuley-Schenker Group)
16. ハート・アンド・ソウル(Michael Schenker Fest)
17. ラヴ・イズ・ノット・ア・ゲーム(McAuley-Schenker Group)
18. ヴィジランテ・マン(Michael Schenker’s Temple Of Rock)
19. ロード・オブ・ザ・ロスト・アンド・ロンリー(Michael Schenker’s Temple Of Rock)
20. ザ・ガール・ウィズ・ザ・スターズ・イン・ハー・アイズ(Michael Schenker Fest)
21. テイク・ミー・トゥ・ザ・チャーチ(Michael Schenker Fest)
22. ウォリアー(Michael Schenker Fest)
23. ロック・ボトム(UFO)
24. シュート・シュート(UFO)
25. ナチュラル・シング(UFO)
26. ライツ・アウト(UFO)

マイケル・シェンカーのアルバムレビューや来日ライブの記事やは、こちらをご参照下さい↓

マイケル・シェンカーのアルバムレビュー記事まとめ!来日ライブも
こちらでは、マイケル・シェンカーのアルバムレビュー記事や来日ライブ、名盤・名曲などなどについてまとめた。トレードマークの愛器フライングVから紡ぎ出される哀愁のあるメロディアスなフレーズが印象的なマイケル・シェンカーのアルバムレビュー記事一覧!

マイケル・シェンカー・グループ「イモータル」の感想~まとめ

今回は、多数のゲスト・ミュージシャンが参加したマイケル・シェンカー・グループ「イモータル」の感想を語ってきた。

新型コロナウイルスの影響で当初の予定とはかなり異なるメンバーでの制作となったマイケル・シェンカー・グループの「イモータル」だが、結果的にはアニバーサリーを祝うにふさわしく多くの豪華ゲスト・ミュージシャンが参加することになった。

10曲に絞った効果もあって最後まで緊張感のあるアルバムに仕上がっている。

多くの発売形態があるが、マイケル・シェンカー・ファンにはCD単独ではなく2019年ドイツの「Bang Your Head Festival」のライブを完全収録したブルーレイ付きのバージョンをおすすめしたい。

次作もマイケル・シェンカー・グループ名義になることが予想されるが、ヴォーカルは今回も予定していたロニー・ロメロ単独でのアルバムを期待したい。

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