スコーピオンズ「東京テープ」の感想!ベストアルバム的な名盤ライブ

 

筆者にとってスコーピオンズというバンドは、最初に聞いたアルバムが「ブラックアウト(Blackout)」であったこともあり、歌のうまいシンガーがいる割とストレートなヘヴィ・メタル・バンドという印象であった。

それと同時にジャケットがいつも過激で、発禁になることもしばしばというお騒がせバンドというイメージが強かった。

特に凄い衝撃を受けていたわけでもなかったが、後にこの「東京テープ」(蠍団爆発! ! スコーピオンズ・ライヴ)を体験して評価が一変するこことになった。

今回は、ベストアルバム的なスコーピオンズの名盤ライブ・アルバム「東京テープ」(蠍団爆発! ! スコーピオンズ・ライヴ)の感想を綴ってみたいと思う。

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スコーピオンズ「東京テープ」

スコーピオンズの「東京テープ」(蠍団爆発! ! スコーピオンズ・ライヴ)は、スコーピオンズの初来日公演を収録したライブ・アルバムで、バンドにとっては初のライブ・アルバムであった。

後で知ったのだが、「ブラックアウト」とはギタリストが違っていて、しかも、来日公演の時点でこのギタリストの脱退がすでに決まっていたとか。

脱退が決まっていたギタリストがウリ・ジョン・ロートで、スコーピオンズ脱退後は現在に至るまでソロ活動を行っている。

来日公演は、1978年4月23日~27日まで行われ、24日と27日の中野サンプラザホールでの2公演がレコーディングされ、ベスト・テイクが収録されている。

スコーピオンズ「東京テープ」の収録曲とメンバーは、以下の通り。
(限定盤のデラックス・エディションの収録曲)

「東京テープ」(蠍団爆発! ! スコーピオンズ・ライヴ) スコーピオンズ

収録曲
CD1
1. オール・ナイト・ロング(All Night Long)
2. 幻の肖像(Pictured Life)
3. バックステージ・クイーン(Backstage Queen)
4. 暗黒の極限(Polar Nights)
5. イン・トランス(In Trance)
6. 空を燃やせ(We’ll Burn The Sky)
7. サスペンダー・ラヴ(Suspender Love)
8. 安息を求めて(In Search Of The Peace Of Mind)
9. フライ・トゥ・ザ・レインボウ(Fly To The Rainbow)
10. 暴虐のハード・ロッカー(He’s A Woman, She’s A Man)
11. スピーディズ・カミング(Speedy’s Coming)
12. トップ・オブ・ザ・ビル(Top Of The Bill)
13. ハウンド・ドッグ(Hound Dog)
14. のっぽのサリー(Long Tall Sally)
15. スティームロック・フィーヴァー(Steamrock Fever)
16. ダーク・レディ(Dark Lady)
17. 荒城の月(Kojo no Tsuki」

CD2
1. ロボット・マン(Robot Man)
2. ヘル・キャット (Hell Cat)
3. キャッチ・ユア・トレイン (Catch Your Train) 
4. 君が代 (Kimi ga yo) 
5. 暗黒の極限 (Polar Nights) 
6. 暴虐のハード・ロッカー (He’s A Woman, She’s A Man) 
7. トップ・オブ・ザ・ビル (Top Of The Bill) 
8. ロボット・マン (Robot Man)

1978年4月、東京中野サンプラザホールにて収録。
※CD2のTrack2~8はボーナストラックで、Track4~7は1978年4月24日、Track2・3・8は1978年4月27日の公演から収録。

メンバー
ヴォーカル:クラウス・マイネ
ギター:ウリ・ジョン・ロート
ギター:ルドルフ・シェンカー
ベース:フランシス・ブッフホルツ
ドラムス:ハーマン・ラレベル

1978年の発表。

スコーピオンズ「東京テープ」の感想

スコーピオンズは、それまで5枚のスタジオ・アルバムをリリースしていたが、残念なことにこの来日を前にギターのウリ・ジョン・ロートがメンバーに脱退の意思を伝えている。

そして、最後に記念にということで実現したのがこの来日公演である。

もちろんメンバーは初来日である。

後のウリ・ジョン・ロートによるとこの来日公演は初日の出来が非常に良かったが、残念ながら録音されてなかった。

だが、録音されたライブも素晴らしい出来だ。

おそらく、ウリ・ジョン・ロート在籍の最終盤と初来日という環境がプラスに作用したのであろう、ライブに漂うバンドと観客の一体感が手の取るように伝わってくる

曲は、もうひとりのギタリスト、ルドルフ・シェンカーによるものが多そうだが、これにウリ・ジョン・ロートのソロが見事にハマっている。

間違いなくライブの名盤である。

日本ということで「荒城の月」をプレイしてくれたこともこのアルバムのおすすめポイントになっている。

なるほど80年代との大きな違いは、ギタリストのウリ・ジョン・ロートなんだなとよくわかった。

音楽性が大きく異なるのとともに、70年代にこの独特な音使いをしていたのには大いに驚かされた。

後に登場するイングヴェイ・マルムスティーン的なプレイをある意味先取りしている。

個人的には、スコーピオンズといえばウリ・ジョン・ロート時代が好きなのだが、この辺は趣味の分かれるところだろう。

実際、ブレイクしたのは、ウリ・ジョン・ロートが抜けてからなのだから。

もしこのアルバム「東京テープ」(蠍団爆発! ! スコーピオンズ・ライヴ)が気に入るようなら、ぜひウリ・ジョン・ロートのソロ・アルバムも聞いてみて欲しい。

脱退して何をやりたかったのかよくわかるはずだ。

スコーピオンズ「東京テープ」の感想~まとめ

今回は、ベストアルバム的なスコーピオンズの名盤ライブ・アルバム「東京テープ」(蠍団爆発! ! スコーピオンズ・ライヴ)の感想を綴ってみた。

来日公演のライブ・アルバムといえばディープ・パープルの「ライブ・イン・ジャパン」が最高傑作として名高いが、もうひとつの名盤としてこの「東京テープ」(蠍団爆発! ! スコーピオンズ・ライヴ)を挙げたい。

今では演奏されることがほとんどない曲ばかりだが、スコーピオンズ初期の集大成的な名盤として忘れてはならない1枚だと思う。

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