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アルカトラス「ライブ・イン・ジャパン1984」の感想!おすすめ!

今から34年前の1984年アルカトラスの初来日公演が実現した。

この来日公演から1月28・29日のライブが当時、「ライブ・センテンス」(音源)と「メタリック・ライブ」(映像作品)というタイトルでリリースされていた。

それが最近になって未発表曲や未発表カメラ・アングルを含む完全盤、しかも音声もリミックスして再発された。

最近はアニバーサリー盤やリマスター盤などの再発が流行っているが、期待していたほどの効果がみられず、おすすめできないケースも多い。

はたして今回のアルカトラスの初来日公演「ライブ・イン・ジャパン1984-コンプリート・エディション」は、どうだろうか?

今回は、おすすめのアルカトラスの初来日公演「ライブ・イン・ジャパン1984-コンプリート・エディション」の感想を綴ってみたいと思う。

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アルカトラス「ライブ・イン・ジャパン1984」

当時新しい時代のギター・ヒーローとして脚光を浴びていたイングヴェイ・マルムスティーンにとっては初来日であり、アルカトラスのリーダーであるグラハム・ボネット以上に注目が集まった。

アルカトラスは、グラハム・ボネットが結成したバンドであり、彼がリーダーのバンドである。

そこで、抜擢された当時19歳のイングヴェイが凄かった。

デビュー・アルバムの「ノー・パロール・フロム・ロックン・ロール(No parole from rocknroll)」は、まさに時代を変えた1枚だった。

アルカトラスのデビュー・アルバムに関しては、こちらの記事も合わせてどうぞ!

アルカトラス「ノー・パロール・フロム・ロックン・ロール」の感想!
こちらでは、ギター新時代の到来を予感させたイングヴェイ・マルムスティーンのメジャー・デビュー作であるアルカトラス「ノー・パロール・フロム・ロックン・ロール」の感想を綴ってみた。グラハム・ボネットのニューバンドだったが主役はイングヴェイ!

当時は一部で本当に弾いているのか、という疑いの目を向けるということもあったが、ライブとなるとごまかしはきかない。

それを検証する意味でも、初来日1984は抜群のタイミングだった。

そして、イングヴェイが本物であることを証明した来日公演であった。

しかもそのギター・プレイはアルバムをはるかに上回るものだった。

ライブ映像を見ていると、どう贔屓目に見てもバンドの音楽的リーダーはイングヴェイであることは明らかだった。

あの若さで存在感やオーラが、アルカトラスの他のメンバーとは群を抜く違いだった。

そう、アルカトラスというバンドはイングヴェイが乗っ取ったようなものだった。

アルカトラスの「ライブ・イン・ジャパン1984-コンプリート・エディション」の収録曲とメンバーは、以下の通り。

「ライブ・イン・ジャパン1984-コンプリート・エディション」 アルカトラス

DVD収録曲
1. オープニング(Opening)
2. トゥ・ヤング・トゥ・ダイ、トゥ・ドランク・トゥ・リヴ(Too Young to Die, Too Drunk to Live)
3. ヒロシマ・モナムール(Hiroshima Mon Amour)
4. 孤独のナイト・ゲームス(Night Games)
5. ビッグ・フット(Big Foot)
6. アイランド・イン・ザ・サン(Island in the Sun)
7. クリー・ナクリー(Kree Nakoorie)
8. カミング・バッハ(Coming Bach)
9. シンス・ユー・ビーン・ゴーン(Since You Been Gone)
10. サファー・ミー(Suffer Me)
11. デザート・ソング(Desert Song)
12. ジェット・トゥ・ジェット(Jet To Jet)
13. イヴィル・アイ(Evil Eye)
14. ギター・クラッシュ(Guitar Crash)
15. オール・ナイト・ロング(All Night Long)
16. ロスト・イン・ハリウッド(Lost in Hollywood)
17. 荒城の月(Kojo No Tsuki)
18. サムシング・エルス(Somethin’ Else)

メンバー
ヴォーカル:グラハム・ボネット
ギター:イングヴェイ・マルムスティーン
ベース:ゲイリー・シェア
ドラムス:ヤン・ウヴェナ
キーボード:ジミー・ウォルドー

アルカトラス「ライブ・イン・ジャパン1984」の感想

アルカトラス「ライブ・イン・ジャパン1984-コンプリート・エディション」がリリースされるまでは、不完全な形で「ライブ・センテンス」(音源)と「メタリック・ライブ」(映像作品)がリリースされていた。

この旧作品と「ライブ・イン・ジャパン1984完全盤」を比較してみたいと思う。

今回の再発で大きく改善されたのは2点で、音質と映像編集だ。

まず、音質であるが、リミックスによって空間的な広がりとクリアーさが明らかにアップグレードしている。

イングヴェイのギターの音も一音一音がさらにはっきりと聞き取れるようになっている。

そして、今回の最大のファインプレーが映像編集だろう。

以前の「メタリック・ライブ」では、曲間にインタビューが挿入されたり、イングヴェイのギター・ソロなのに関係ないところを映したりとかなり不満があった。

しかし、新たな編集によりライブの映像作品で最も大切な臨場感が格段にアップしている。

残念なのはイングヴェイのギター・クラッシュの後、機材トラブルでイングヴェイのギターの音がオフになってしまうことだ。

ここも編集なしでそのままにしているのも逆に潔いともいう見方もできるが、本当にもったいない。

アルカトラス「ライブ・イン・ジャパン1984」がおすすめの理由

アルカトラス「ライブ・イン・ジャパン1984-コンプリート・エディション」がおすすめの理由は、他にもある。

何と言っても”コンプリート・エディション”と銘打っているのだから、完全収録でないと困る。

「ライブ・イン・ジャパン1984-コンプリート・エディション」のもうひとつの目玉ともいえるのが、「ライブ・センテンス」(音源)と「メタリック・ライブ」(映像作品)でも未収録だった「ジェット・トゥ・ジェット」の収録である。

確か未収録の理由がグラハム・ボネットの出来が悪かったから、と記憶しているが、今回その出来が明らかになった。

恐る恐る見た(聞いた)が、思ったいたより悪くないのではないか。

確かに厳しい箇所もあるが、グラハム・ボネットがひどい時はこんなものじゃない。

こちらが免疫ができているのかどうかわからないが、大丈夫だった。

今回、メンバーからOKが出たのも、もう34年も経って時効ということだろうか。

それとこの「ジェット・トゥ・ジェット」という曲であるが、レインボーの「スポットライト・キッド」によく似ている。

まるで、イングヴェイが「スポットライト・キッド」を弾いたらこうなるという感じだ。

3連の決めフレーズから速弾きまではっきり聞けて、本当に素晴らしい。

この「ジェット・トゥ・ジェット」が新たに収録されているのも「ライブ・イン・ジャパン1984-コンプリート・エディション」がおすすめの大きな理由だ。

アルカトラス「ライブ・イン・ジャパン1984」の感想~まとめ

今回は、おすすめのアルカトラスの初来日公演「ライブ・イン・ジャパン1984-コンプリート・エディション」の感想を綴ってみた。

アルカトラスの初来日公演「ライブインジャパン1984-コンプリート・エディション」の発売は近年の再発ものの中では出色の出来映えである。

これだけリミックスや再編集の効果があるのなら、買い換える価値が大きく超おすすめだ。

もし、迷っている方がいらっしゃるのなら自信を持っておすすめしたいと思う。

ワードレコーズの仕事の中でも最高の部類に入るのではないか?

これからもファンがあっと驚く企画をしてもらいたものだ。

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