レインボー「孤高のストレンジャー」の感想!再結成のアルバムだが?

ディープ・パープル脱退後の活動が注目されたが、やはりというべきか期待通りというかレインボーが再結成されることになった。

そしてリリースされたのがこの「孤高のストレンジャー(STRANGER IN US ALL)」であった。

再結成後、初のアルバムとなったわけだが、はたして「孤高のストレンジャー(STRANGER IN US ALL)」はどんなアルバムだったのだろうか?

今回は、レインボーの再結成アルバム「孤高のストレンジャー(STRANGER IN US ALL)」の感想を綴ってみたいと思う。

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レインボー「孤高のストレンジャー」

ディープ・パープルの「紫の聖戦」に落胆し、本当にディープ・パープルはもう終わりだなぁ、と感じていたが、90年代に入ってからのリッチー・ブラックモアのプレイ自体は80年代後半の不調(?)からは一応脱しているように思えた。

続いてリリースされたディープ・パープル在籍ラスト・アルバムになるライブ・アルバム「紫の閃光」もいろいろ言われているが、アルバムとしてはともかく、リッチー・ブラックモアのプレイ自体は悪くない。

キャリアの中でも転換期を迎え、リッチー・ブラックモアの上り調子の中で制作されたアルバムがこの「孤高のストレンジャー(STRANGER IN US ALL)」というわけだ。

「孤高のストレンジャー(STRANGER IN US ALL)」 リッチー・ブラックモアズ・レインボー

収録曲
1.ウルフ・トゥ・ザ・ムーン(Wolf to the Moon)
2.コールド・ハーテッド・ウーマン(Cold Hearted Woman)
3.ハンティング・ヒューマンズ(インセイシャブル)(Hunting Humans (Insatiable))
4.スタンド・アンド・ファイト(Stand and Fight)
5.アリエル(Ariel)
6.トゥー・レイト・フォー・ティアーズ(Too Late for Tears)
7.ブラック・マスカレード(Black Masquerade)
8.サイレンス(Silence)
9.ホール・オブ・ザ・マウンテン・キング(Hall of the Mountain King)
10.スティル・アイム・サッド(Still I’m Sad)

メンバー
ギター:リッチー・ブラックモア
ヴォーカル:ドゥギー・ホワイト
キーボード:ポール・モリス
ベース:グレッグ・スミス
ドラムス:ジョン・オライリー

1995年の発表。

レインボー「孤高のストレンジャー」の感想

当時、このレインボーの「孤高のストレンジャー(STRANGER IN US ALL)」の発売をとても楽しみにしていたのを覚えている。

なぜなら、リッチー・ブラックモアというミュージシャンは新しいプロジェクトが始まった時、あるいはシンガーが代わった時には、いい作品を出してくれる傾向があるからだ。

はたしてこの「孤高のストレンジャー(STRANGER IN US ALL)」も期待通りの素晴らしいアルバムに仕上がっている。

特にアルバム後半の畳み掛けは見事だ。

「ブラック・マスカレード(Black Masquerade)」「ホール・オブ・ザ・マウンテン・キング(Hall of the Mountain King)」「スティル・アイム・サッド(Still I’m Sad)」あたりはこの「孤高のストレンジャー(STRANGER IN US ALL)」のハイライトといえるだろう。

80年代レインボーのラスト・アルバム「ストリート・オブ・ドリームス(BENT OUT OF SHAPE)」の続編と呼ぶには厳しいが、この時代のリッチー・ブラックモアの音楽性が反映された1枚と捉えるのが妥当なところだろう。

Ritchie Blackmore's Rainbow – Black Masquerade (Black Masquerade)

レインボー「孤高のストレンジャー」は再結成のアルバムだが?

レインボーと名乗ってはいるものの実質的には、「孤高のストレンジャー(STRANGER IN US ALL)」はリッチー・ブラックモアのソロ・アルバムである。

別にレインボーを名乗る必要もなかったアルバムで、メンバーを見ても元レインボーのメンバーはリッチー・ブラックモア以外いない。

そして何より意外だったのは、シンガーにジョー・リン・ターナーを起用しなかったことである。

ディープ・パープルで起用したぐらいだったから、この再結成レインボーもシンガーは当然ジョーだと思っていた。

しかも他のメンバーはジョー・リン・ターナー人脈ばかりである。

しかし、アルバムを聞けば納得である。

ドゥギー・ホワイトのほうが向いているだろうという曲が多い。

80年代レインボーより、ハードなサウンドになっているのがその原因になっているかもしれない。

レインボー「孤高のストレンジャー(STRANGER IN US ALL)」~まとめ

ここまで、レインボーの再結成アルバム「孤高のストレンジャー(STRANGER IN US ALL)」の感想を綴ってきた。

残念ながら、リッチー・ブラックモアのロック・アルバムは、今のところこの「孤高のストレンジャー(STRANGER IN US ALL)」が最後のアルバムになっている。

もうシンガーをはじめとするメンバーとの確執に嫌気がさしたのだろう、レインボー解散後は、かねてからのあこがれであるルネサンス音楽のプロジェクトを現在に至るまで継続中だ。

なんともあっけない幕切れであったが、もう何枚かはレインボー名義のアルバムをリリースすると思っていただけに残念でならない。

レインボーの歴史の中であまり目立たないアルバムになってしまった「孤高のストレンジャー(STRANGER IN US ALL)」であるが、あらゆる意味でラスト・アルバムとなってしまっただけでなく、佳曲が詰まったなかなかのアルバムだと思う。

埋もれさせてしまうには、あまりにもったいないアルバムだから、まだ聞いてない方にはぜひこの機会に聞いていただきたい1枚である。

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