クイーンについては筆者は当時、バンド名を知っている程度だった。
それでもなぜか初期のアルバムに特に惹かれるものがあって、一時期、集中的に聞いた覚えがある。
そんな中で最もよく聞いたのが、この「オペラ座の夜(A NIGHT AT THE OPERA)」である。
今回は、クイーンのジャンルを超えたおすすめの名盤「オペラ座の夜(A NIGHT AT THE OPERA)」の感想を綴ってみたいと思う。
クイーン「オペラ座の夜」
クイーンほどの大物バンドともなれば、あちこちで名前が出てくるのでやはり聞かないわけにはいかない。
筆者は初期のアルバムから聞き始めたのだが、割と発売順に聞いていった覚えがある。
長い活動歴のあるバンドだから音楽性の変遷も相当なものがあるが、筆者が気に入ったのは初期の頃のアルバムだった。
そんな中でどれがいいのか、となるとこの「オペラ座の夜(A NIGHT AT THE OPERA)」だ。
いや、他のアルバムもいいのだが、なぜ「オペラ座の夜(A NIGHT AT THE OPERA)」を選んだかといえば、「ボヘミアン・ラプソディ」が収録されているというのが最大の理由である。
「オペラ座の夜(A NIGHT AT THE OPERA)」はクイーンの4枚目のアルバムで、イギリスのチャートで初めて1位を記録したアルバムである。
クイーン「オペラ座の夜(A NIGHT AT THE OPERA)」の収録曲とメンバーは、以下の通り。
「オペラ座の夜(A NIGHT AT THE OPERA)」 クイーン
収録曲
1. デス・オン・トゥー・レッグス(Death On Two Legs (Dedicated To…))
2. うつろな日曜日(Lazing On A Sunday Afternoon)
3. アイム・イン・ラヴ・ウィズ・マイ・カー(I’m In Love With My Car)
4. マイ・ベスト・フレンド(You’re My Best Friend)
5. ’39(’39)
6. スウィート・レディ(Sweet Lady)
7. シーサイド・ランデヴー(Seaside Rendezvous)
8. 預言者の唄(The Prophet’s Song)
9. ラヴ・オブ・マイ・ライフ(Love Of My Life)
10. グッド・カンパニー(Good Company)
11. ボヘミアン・ラプソディ(Bohemian Rhapsody)
12. ゴッド・セイヴ・ザ・クイーン(God Save The Queen)
メンバー
ヴォーカル:フレディ・マーキュリー
ギター:ブライアン・メイ
ベース:ジョン・ディーコン
ドラムス:ロジャー・テイラー
1975年の発表。
クイーンの「オペラ座の夜」の感想~ジャンルを超えた名盤
クイーンの「オペラ座の夜」を聞き終えた第一印象は実に多彩だということだ。
これまでは割とハードなギター中心のロックを聞くことが多かった筆者にとって、クイーンというバンドはメンバー全員が実に才能豊かでセンス抜群なように感じられた。
クレジットを見ればメンバー全員が作曲している。
しかも全員が歌っているか!
ハード・ロックから始まり、バラード、ポップ、プログレ風、アコースティックなど様々なスタイルの曲が並び、1曲1曲のクオリティーが非常に高い。
そしてこのアルバムのハイライトが「ボヘミアン・ラプソディ(Bohemian Rhapsody)」である。
クイーン随一の超大作であり、この1曲にクイーンというバンドが凝縮されていると思う。
ハード・ロック的な面、バラード、幾重にも重ねられた美しいヴォーカル・ハーモニー、そして中盤のオペラチックな展開と規格外だ。
もうジャンルを超越しているといってもいいだろう。
こんなスタイルの曲は後にも先にもこの「ボヘミアン・ラプソディ(Bohemian Rhapsody)」以外にないのではないか?
ロックファン以外の人が聞いても納得するだけの「凄さ」がこの曲にはある。
オペラ歌手の錦織健がこの「ボヘミアン・ラプソディ(Bohemian Rhapsody)」を聞いてオペラに目覚めたらしく、実際にテレビ番組でコーラスをバックにこの曲を歌っている。
少年にとっても「天国への階段」に並ぶジャンルを超えた名曲として捉えていて、それは今もなお変わらない。
この2曲を超えるような曲はそうそう出ないのではないだろうか?
クイーンの「オペラ座の夜」の感想~まとめ
今回は、クイーンのジャンルを超えたおすすめの名盤「オペラ座の夜(A NIGHT AT THE OPERA)」の感想を綴ってみた。
フレディ・マーキュリー亡き今となっては、クイーンの新しいアルバムを耳にすることはできない(違うヴォーカリストは何人か入っているが…)。
その長い活動の中で質のいいアルバムを作り続けてきたクイーンであるが、どれか1枚となると「オペラ座の夜(A NIGHT AT THE OPERA)」を推す人が多いのではないだろうか?
こんなにも才能にあふれた名盤の多いバンドなので、乱暴に言えば、適当に選んだとしても当たりはずれは少ないと思う。
しかし、最後は「ボヘミアン・ラプソディ」が収録されているという理由で「オペラ座の夜(A NIGHT AT THE OPERA)」をおすすめしたい。
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