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ゲイリー・ムーアのハード・ロック時代のギターやアルバムがここに!

ソロ・デビュー作「BACK ON THE STREETS」発表から40周年ということで、ゲイリー・ムーアの特集本が発売された。

タイトルは、「ハード・ロック時代のゲイリー・ムーア」で、360ページのヴォリュームで’70~’80年代の活動と音源を徹底網羅している。

’90年代以降のブルース期にはほとんど触れないというハード・ロック・ギタリストとしてのゲイリー・ムーアが好きな人にはたまらない内容の本といえるだろう。

このハード・ロック時代に使用されたギターやアルバムなどが非常に詳細に紹介されている。

今回は、「ハード・ロック時代のゲイリー・ムーア」という本について見ていきたいと思う。

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ゲイリー・ムーアのハード・ロック時代

ゲイリー・ムーアは、そのキャリアの中でハード・ロックはもちろんのこと、ジャズ・ロックをやったり、アイリッシュ、ブルースをやったりとさまざまなジャンルの音楽をプレイしてきた。

その時代のゲイリー・ムーアの音楽的趣向がギター・プレイやアルバムに色濃く反映されている。

大変器用なギタリストであると同時に、逆に言えば、それだけ音楽のバックボーンが広いミュージシャンであるともいえるだろう。

そんなゲイリー・ムーアのキャリアの中で人気を二分しているのが、ハード・ロック期ブルース期である。

この「ハード・ロック時代のゲイリー・ムーア」では、当然だが、ハード・ロック期に絞った内容となっている。

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ハード・ロック時代のゲイリー・ムーア~おすすめのコンテンツ

「ハード・ロック時代のゲイリー・ムーア」の中のおすすめのコンテンツであるが、筆者が最も注目したのが「ゲイリー・ムーア・ライヴ・イン・ジャパン1983-1989」(巻頭オールカラーの来日公演の詳細レポート)である。

ゲイリー・ムーアは、初来日の1983年を皮切りに1984年、1985年、1987年、1989年とハード・ロック期に80年代に5度の来日を果たしている。

アルバムをリリースするごとに来日していたことになる。

その5度の来日公演からの未公開カットや各来日公演のスケジュール、そして調べのつく限りの各公演のセットリスト、使用ギターまで網羅されている。

この本のハイライトは、まさしくここである。

そして、もうひとつのハイライトがゲイリー・ムーア本人の未発表インタビュー、関連ミュージシャンのインタビューであろう。

関連ミュージシャンの名はここでは明かさないが、あの世代のビッグネームたちのインタビューがたっぷりと収録されている。

ゲイリー・ムーアのギター遍歴を網羅

ゲイリー・ムーアの使用ギターというとギブソン・レスポールをイメージする方が多いのではないだろうか?

ブルース期から晩年までのメイン・ギターがレスポールだったのだから、当然のことだが、この「ハード・ロック時代のゲイリー・ムーア」を読むと実はゲイリー・ムーアのギター遍歴というのも非常に多彩だというのがわかる。

ハード・ロック期が好きな方は、サーモンピンクのフェンダー・ストラトキャスターが思い浮かぶと思うが、その他にもシャーベル、アイバニーズ、ジャクソン、ヘイマーなど非常に多岐に渡っている。

このあたりの詳しい経緯は、「ハード・ロック時代のゲイリー・ムーア」をご参照いただきたい。

ゲイリー・ムーアのハード・ロック期の全アルバムをレビュー

「ハード・ロック時代のゲイリー・ムーア」は、ハード・ロック期のゲイリー・ムーアを特集した本ではあるが、アルバムに関しては、1970年のデビュー・アルバムから1990年のブルース・アルバム「Still got the blues」までのほぼすべてを網羅している。

ゲストで参加したアルバムまで紹介しているのだから、マニアなら貴重なレビューである。

また、1990年以降であってもハード・ロック的なアルバムに関してはフォローしているというのもうれしい配慮だ。

ゲイリー・ムーアのハード・ロック期の名盤Best3の記事は、こちらからどうぞ!
☞ シン・リジィらしい名曲が満載のアルバム「ブラック・ローズ」  

☞ ゲイリー・ムーア80年代おすすめの名盤「大いなる野望」(Corridors of Power)  

☞ ゲイリー・ムーアのアイリッシュの名盤「ワイルド・フロンティア」

ゲイリー・ムーアのハード・ロック時代~まとめ

今回は、「ハード・ロック時代のゲイリー・ムーア」という本に関して紹介してきた。

内容的には先頃発売された「レインボー ライヴ・ツアー・イン・ジャパン 1976-1984」と「UFO フィーチュアリング・マイケル・シェンカー」を足して2で割ったような本である。

いや内容の充実度でいうと「ハード・ロック時代のゲイリー・ムーア」が上かもしれない。

コンテンツの量がレインボーとマイケル・シェンカーの本を上回っているからだ。

ブルース期のゲイリー・ムーアが好きだという方には、簡単にはおすすめできないが、ハード・ロック期のマシンガン・ピッキングに代表されるようなギター・プレイやアルバムが好きだという方には、大推薦の1冊

蛇足だが筆者は、ハード・ロック期のゲイリー・ムーアのファンである。

在りし日の姿を思い浮かべながら、「パリの散歩道」を聞くと胸が熱くなってくる。

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