筆者がこのビスカヤのアルバム「北欧の戦士」を聞いたきっかけがどうしても思い出せないのだが、リリースされた年を見ると割と発売してすぐ聞いているようだ。
おそらく同級生とのLPレコードの貸し借りで回って来たのだろうと思う。
当時、気に入ってかなり聞き込んだ覚えがある。
今回は、北欧メタル裏の名盤として貴重なビスカヤ「北欧の戦士」の感想を綴ってみたいと思う。
ビスカヤ「北欧の戦士」
ビスカヤ「北欧の戦士」は北欧メタルといいながらもアルバムの収録曲はハードな曲からバラード、ファンキーな曲、もろクラシックなインストゥルメンタル、スパニッシュ風なインストゥルメンタルなどなど実に多彩な構成となっている。
ビスカヤ「北欧の戦士」の収録曲とメンバーは、以下の通り。
「北欧の戦士」 ビスカヤ
収録曲
1. ハウル・イン・ザ・スカイ(Howl in the Sky)
2. フールズ(Fools)
3. サマーラヴ(Summerlove)
4. ウィークエンド(Weekend)
5. ビスカヤ(Biscaya)
6. シンギン・イン・ハーモニー(Singing in Harmony)
7. サンライズ(Sunrise)
8. ウォールズ(Walls)
9. ディヴァイン・レディ・オブ・ウォームス(Divine Lady of Warmth)
10. ロッキン・ヴィーイクルズ(Rockin’ Vehicles)
収録曲
ギター:ペール・エドワードソン
キーボード:マグヌス・ストロンバーグ
ヴォーカル:マッツ・クラウセン
ベース:ハンス・ヨハンソン
ドラムス:バーガー・ロエフマン
1984年の発表。
ビスカヤ「北欧の戦士」の感想~北欧メタル裏の名盤
同級生がこの「北欧の戦士」ビスカヤを貸してくれる時にこのバンドを”北欧のディープ・パープル”と言って手渡してくれた。
聞いてみると確かにディープ・パープルの匂いがプンプン漂ってきた。
だがそれだけではなく、そこに北欧メタル独特の美しいメロディーがうまくブレンドされていた。
凄いバンドがいたものである。
同じ時期にヨーロッパがデビューしており、同じスウェーデン出身のビスカヤであるが、残念ながら、彼らはこれがデビュー・アルバムにしてラスト・アルバムである。
ヨーロッパの「ファイナル・カウントダウン」が大ブレイクを果たしたのに対して、あまりにも対照的ではないか。
そして、その「ファイナル・カウントダウン」に勝るとも劣らないといったら言い過ぎか?
そう感じさせるほどにこのアルバムのポテンシャルは高い。
ビスカヤ「北欧の戦士」は北欧メタル裏の名盤といえるし、忘れてはならない貴重な名盤といえると思う。
ビスカヤ「北欧の戦士」の感想~まとめ
今回は、北欧メタル裏の名盤として貴重なビスカヤ「北欧の戦士」の感想を綴ってみた。
ビスカヤのメンバーがその後、どういった活動をしているのかかはわからないが、この時代の北欧の音楽シーンの勢いというのは凄まじいものがあったのではないか?
イングヴェイ・マルムスティーン、ヨーロッパ、ビスカヤとみんな同じ時期にデビューしている。
北欧という当時はアンダーグラウンドなエリアからこれだけ有能なバンドが続々と輩出されてきたのである。
そして、1大ブームを作り上げていった。
今でも現役というバンドはそう多くはないが、このまま埋もれさせてしまうのはもったいないバンドが多数いる。
そんなバンドの中でも、この時代を彩る北欧メタル裏の名盤としてこの「北欧の戦士」ビスカヤを挙げたい。
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