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ゲイリー・ムーア「大いなる野望」の感想!80年代おすすめの名盤

リッチー・ブラックモア、ジミー・ペイジ、マイケル・シェンカーに続いて筆者が聞いたのが、ゲイリー・ムーアだった。

ゲイリー・ムーアを聞いたきっかけは、実ははっきりとは覚えてなくて、多分、同級生からの紹介であったように思う。

そこでおすすすめの名盤として紹介されたのが、この「大いなる野望(Corridors of Power)」だった。

1985年頃であったように記憶している。

今回は、ゲイリー・ムーアの80年代おすすめの名盤「大いなる野望(Corridors of Power)」の感想を綴ってみたいと思う。

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ゲイリー・ムーア「大いなる野望」

「大いなる野望(Corridors of Power)」は、ゲイリー・ムーアの4作目のスタジオ・アルバムで、それまでのメンバーを一新し、レコード会社も移籍してまさに新たなる野望のもとに制作されたアルバムだ。

筆者もこの頃になるとだいぶハード・ロックのカルチャーショックにも徐々に慣れてきて、面食らうことはなくなってきた。

しかし、まだまだ未知のバンドやミュージシャンは山ほどいるわけで、そんな中で初心者の耳に入ってくるバンドというのは、やはり今の時代でも名前が残っている人たちであった。

その中の1枚が、このゲイリー・ムーアの「大いなる野望(Corridors of Power)」だった。

ゲイリー・ムーア「大いなる野望(Corridors of Power)」の収録曲とメンバーは、以下の通り。

「大いなる野望(Corridors of Power)」ゲイリー・ムーア

収録曲
1. ドント・テイク・ミー・フォー・ア・ルーザー(Don’t Take Me for a Loser)
2. オールウェイズ・ゴナ・ラヴ・ユー(Always Gonna Love You)
3. ウィッシング・ウェル(Wishing Well)
4. ゴナ・ブレイク・マイ・ハート・アゲイン(Gonna Break My Heart Again)
5. フォーリング・イン・ラヴ・ウィズ・ユー(Falling in Love with You)
6. エンド・オブ・ザ・ワールド(End of the World)
7. ロッキン・エヴリ・ナイト(Rockin’ Every Night)
8. コールド・ハーテッド(Cold Hearted)
9. アイ・キャント・ウェイト・アンティル・トゥモロー(I Can’t Wait Until Tomorrow)

メンバー
ギター&ヴォーカル:ゲイリー・ムーア             
ドラムス:イアン・ペイス                  
ベース:ニール・マーレイ                  
キーボード:トミー・アイアー

1982年の発表。

ゲイリー・ムーア「大いなる野望」の感想

ライナーノーツを読むとゲイリー・ムーアってひとは、「変人」で「トラブルの多い男」で、「ギターを抱いた渡り鳥」とか「Mr.ギター・クレイジー」とかあまりよろしくないキャッチコピーがつけられていた。

ジャケット写真の顔もなんともいえない顔だ。

しかし、アルバムを聞いてみると剛柔併せ持った実にバラエティに富んだ楽曲が並んでいた。

ハードな曲からバラード曲まで、聞き手のツボを突いてくる完璧なアルバムだ。

ギター・プレイはメロディアスで時に強引だが、なんとも表現力豊かだ。

だれにでも安心しておすすめできる名盤だ。

ゆったりとした大きなヴィブラートやマシンガン・ピッキングなどはまさにゲイリー・ムーアといった感じだ。

バラードにおける泣きのフレーズなどは聞けばすぐにゲイリー・ムーアだとわかる。

おまけにギターを弾きながら歌まで歌っている。

ずいぶん器用な人だなぁと思った。

ゲイリー・ムーアも孤高のギタリスト

そして、驚いたのが、ドラムがイアン・ペイスだってこと。

ディープ・パープルにいたはずの人がなんでここにいるんだろう?

当時は不思議に思った。

なんかワンマンバンドの雰囲気を感じたが、この辺はマイケル・シェンカーに似てるところだ。

どっちもメンバーがだれでもあまり関係ない。

ゲイリー・ムーアも  ❝孤高のギタリスト❞  なのだ。

作曲もアレンジもほとんどひとりでやってるんだろうから凄い才能だ。

リッチー・ブラックモアやジミー・ペイジみたいにバンドとしても成功した人たちとは明らかに違う。

ゲイリー・ムーア「大いなる野望」の感想~まとめ

今回は、ゲイリー・ムーアの80年代おすすめの名盤「大いなる野望(Corridors of Power)」の感想を綴ってみた。

筆者は、このアルバムがゲイリー・ムーア初体験だったが、入門編としてもちろんおすすめの名盤だ。

他にもゲイリー・ムーアの場合は、「ワイルド・フロンティア」や、ブルース好きの人には「スティル・ガット・ザ・ブルース」あたりも最初の1枚としておすすめできる。

こう見えて、ゲイリー・ムーアはとても器用なミュージシャンだから幅広くいろんな人にアピールできるはず。

個人的には彼のヴィブラートが大好きだ。

1989年チケットを入手していながら、来日コンサートに行けなかったのが悔やまれる。

なぜなら数年前に亡くなってしまってもう一生ライブを見ることはできなくなってしまったのだから。

コメント

  1. ゲイリームーア、フィル リノットのバンドにいたいかしたロック ギタリスト。彼の魅力とは何か。早弾き、シャウト、巴里の散歩道、なんか掴みにくい。ギター弾きたいのか歌いたいのか、ブルースも弾き、歌う。このアルバムは好きでした。でもゲイリーはシンガーではないような気がします。ギタリストで歌う人はいますがなんかどっちつかずな人が多い気がします。例えばグレン ヒューズ、ベースは最高ですが声ばかり高くて歌えていないと。ゲイリーも同じような。彼のボーカルはあまり印象に残っていません。ギターは凄いのに。

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