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ジミ・ヘンドリックス未発表音源集アルバムとギター・マガジンの特集

亡くなって50年近くが経過しようとしてもなおその存在感が衰えないジミ・ヘンドリックス

生前残したアルバムは少ないが、遺族が運営する作品管理会社認定の未発表音源アルバム「ボース・サイズ・オブ・ザ・スカイ」が発表された。

これに合わせて、月刊ギター・マガジンでもこのアルバム「ボース・サイズ・オブ・ザ・スカイ」やその生涯などを解説した充実のジミ・ヘンドリックスの大特集号が発売された。

今回は、ジミ・ヘンドリックス未発表音源集アルバムとギター・マガジンの特集について見ていきたいと思う。

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ジミ・ヘンドリックス未発表音源集アルバム

ジミ・ヘンドリックスに関しては、生前に遺した正式なスタジオ・アルバムは、たった3枚である。

しかし、死後、凄まじい数の編集盤や未発表音源を含むアルバムがリリースされている。

権利関係のはっきりしない状況が続いていたが、1995年に遺族による管理会社が発足し、あるべき姿に近い形でのリリースが続いていた。

今回の未発表音源アルバム「ボース・サイズ・オブ・ザ・スカイ」もこの流れの1枚である。

13曲中、未発表曲は10曲で、収録曲の多くは、バンド・オブ・ジプシーズ(ジミ・ヘンドリックス、ビリー・コックス、バディ・マイルス)のトリオでレコーディングされている。

この他にミッチ・ミッチェル、ノエル・レディング、スティーヴン・スティルス、ジョニー・ウィンター、デュアン・ヒッチングス、ダラス・テイラー、ロニー・ヤングブラッドなどゲストも多数参加している。

プロデュースは、1996年以降にリリースされているジミ・ヘンドリックスの作品を手掛けてきたジェイニー・ヘンドリックス、ジョン・マクダーモット、エディ・クレイマーが手がけており、音質も折り紙つきである。

このように多くのミュージシャンが関わっていることから、作風も多岐に渡るが、それに合わせて自らのプレイ・スタイルを自在に変幻していく様は、まさにジミ・ヘンドリックスの面目躍如といったところだ。

「ボース・サイズ・オブ・ザ・スカイ」 ジミ・ヘンドリックス

収録曲
1. Mannish Boy
2. Lover Man
3. Hear My Train A Comin’
4. Stepping Stone
5. $20 Fine
6. Power Of Soul
7. Jungle
8. Things I Used to Do
9. Georgia Blues
10. Sweet Angel
11. Woodstock
12. Send My Love To Linda
13. Cherokee Mist

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ギター・マガジンでジミ・ヘンドリックスの大特集

ギター・マガジン2018年4月号は、ジミ・ヘンドリックス大特集号となっている。

内容は、ジミ・ヘンドリックスの生涯を辿った記事や生前最後のインタビュー、ジミ・ヘンドリックスに深く関わったロジャー・メイヤーとエディ・クレイマーのインタビュー、今回の未発表音源アルバム「ボース・サイズ・オブ・ザ・スカイ」の徹底解説、使用機材、名曲深掘り、そしてはじめて見るような多くの写真やギター・スコア3曲(「Manish Boy」「Things I Used To Do」「Rock Me Baby」)などなどと大変な力の入れようだ。

さすがに月刊誌でこれだけのボリュームの特集は、そうそうないだろう。

これで税込価格823円なのだから、ファンならずとも買いだ。

ジミ・ヘンドリックス未発表音源集アルバム~まとめ

今回は、ジミ・ヘンドリックス未発表音源集アルバムとギター・マガジンの特集についてまとめてみた。

遺族が管理してからは、音質のクオリティもしっかりしたものがリリースされ、大変喜ばしい限りだ。

亡くなってからもこんなに未発表音源が出てくるあたりジミ・ヘンドリックスがいかにたくさん録音をしていたのかがわかる。

もうそろそろ新しい未発表音源は出てきそうもないような気もするが、没後50周年も近いので、さらなる発掘とアルバム発表を望みたい。

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