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ゲイリー・ムーアの名曲ランキング10選!ハードロックもバラードも

アイルランドの人間国宝とも呼ばれるゲイリー・ムーアだが、2011年に亡くなってからかなりの年月が経過しているにもかかわらず今なおその音楽は健在だ。

80年代のハードロック時代、90年代以降のブルース時代とさまざまなジャンルの音楽に挑み、そして数多くの名曲を残してくれた。

10曲にはとても絞り切れるものではないことは百も承知だが、ゲイリー・ムーアの名曲ランキングにはどんな曲がランクインするだろうか?

今回は、ハードロックからバラードまでゲイリー・ムーアの名曲ランキング10選を見ていきたいと思う。

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ゲイリー・ムーアの名曲ランキング10選

ゲイリー・ムーアは器用なギタリストである。

ここにあげたハードロックやブルース、バラード以外にも70年代にはジャズやフュージョン風の音楽もプレイしていた時期がある。

おそらくはフェイヴァリット・ギタリストのジェフ・ベックの影響もあるのだろうが、それにしても通常のロック系のギタリストと比べると音楽的なバックグラウンドはかなり広いと思える。

しかし、名曲ランキングとなるとハードロックやブルース、バラードに集中する結果となった。

また、北アイルランドのベルファスト出身のゲイリー・ムーアであるからアイリッシュ・テイストの名曲が多いのも特徴のひとつだ。

そして、ゲイリー・ムーアの魅力が凝縮された名曲としてチョイスしたのが、以下の10曲である。

ゲイリー・ムーアの名曲ランキング①~パリの散歩道(Parisienne Walkways)

「パリの散歩道(Parisienne Walkways)」は、ゲイリー・ムーアが1978年に発表した初のソロ・アルバム「バック・オン・ザ・ストリーツ」に収録されている名曲。

フィギュアスケートの羽生結弦選手が採用したことで一般的にもかなり知られるようになったバラードの名曲だが、ゲイリー・ムーアの代名詞である泣きとビブラートが存分に堪能できる。

ヴォーカルなしのインストゥルメンタル・バージョンもあり個人的にはそちらの方が好きだが、通常はヴォーカル入りで、このアルバムではシン・リジィ時代の盟友フィル・ライノットが歌っている。

このスタジオ・バージョンはゲイリー・ムーアにしては割とあっさり終わっているが、ライブとなると執拗なまでの感情表現が展開される。

ゲイリー・ムーアの名曲ランキング②~スティル・ゴット・ザ・ブルース

「スティル・ゴット・ザ・ブルース」は、1990年に発表したゲイリー・ムーア初のブルース・アルバム「スティル・ゴット・ザ・ブルーズ」に収録されている名曲。

それまでのハードロック路線から一転、全編ブルース路線で制作されたアルバム「スティル・ゴット・ザ・ブルース」のタイトル・トラックとなったブルースの名曲で、先にあげた「パリの散歩道(Parisienne Walkways)」をよりブルージーにしたような感じ。

ゲイリー・ムーア得意の十八番のパターンで、感情移入たっぷりのギターが聞ける。

ゲイリー・ムーアが亡くなった後、エリック・クラプトンもカバーしている。

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ゲイリー・ムーアの名曲ランキング③~アウト・イン・ザ・フィールズ

「アウト・イン・ザ・フィールズ」は、ゲイリー・ムーアが1985年に発表した7作目のスタジオ・アルバム「ラン・フォー・カヴァー」に収録されている名曲。

「パリの散歩道(Parisienne Walkways)」以来、シン・リジィ時代の盟友フィル・ライノットとの共演が実現し、シングルとして全英シングルチャート5位の大ヒットを記録したハードロックの名曲だ。

曲そのものは非常にシンプルだが、ゲイリー・ムーアとフィル・ライノットのダブル・リード・ヴォーカル、効果的なキーボードの活躍、多彩なバッキング・パターンで変化をつけたギターなどなど、加えて意外にポップなところもヒットに貢献していたかもしれない。

ゲイリー・ムーアの名曲ランキング④~望郷の果て(Over the Hills and Far Away)

「望郷の果て(Over the Hills and Far Away)」は、ゲイリー・ムーアが1987年に発表した8作目のスタジオ・アルバム「ワイルド・フロンティア」に収録されている名曲。

3連のイントロからアイリッシュ・テイストがあふれるアイリッシュ・ハードロックの名曲で、ケルトの哀愁に満ちたメロディが心を揺さぶってくる。

個人的にはそれまでのハードロック路線にアイリッシュ・テイストを加えるとこんなに魅力的になるのかと思い、とにかく聞きまくってギターもコピーした思い出がある。

ゲイリー・ムーアの名曲ランキング⑤~ザ・ローナー

「ザ・ローナー」は、ゲイリー・ムーアが1987年に発表した8作目のスタジオ・アルバム「ワイルド・フロンティア」に収録されている名曲。

もともとはゲイリー・ムーアのオリジナルではなく元ジェフ・ベック・グループのマックス・ミドルトンによるインストゥルメンタル・バラードだが、泣きに泣いているギターはもはや完全にゲイリーワールド全開。

涙なくしては聞けない、間違いなく80年代ロック・インストゥルメンタルの最高の名演のひとつといえる。

ゲイリー・ムーアの名曲ランキング⑥~ワイルド・フロンティア

「ワイルド・フロンティア」は、ゲイリー・ムーアが1987年に発表した8作目のスタジオ・アルバム「ワイルド・フロンティア」に収録されている名曲。

アルバム「ワイルド・フロンティア」では「望郷の果て(Over the Hills and Far Away)」と並ぶアイリッシュ・ハードロックの名曲だが、シンプルな歌謡曲風のイントロから歌メロ、変化をつけたギターのバッキング・パターン、コンパクトで完成度の高いギター・ソロなどとにかく最高!

「アウト・イン・ザ・フィールズ」のアイリッシュ版?

ゲイリー・ムーアの名曲ランキング⑦~ミリタリー・マン

「ミリタリー・マン」は、ゲイリー・ムーアが1985年に発表した7作目のスタジオ・アルバム「ラン・フォー・カヴァー」に収録されている名曲。

「ミリタリー・マン」も「アウト・イン・ザ・フィールズ」と同様、シン・リジィ時代の盟友フィル・ライノットとの共演によるハードロックの名曲だが、最大の聞きどころはゲイリー・ムーアのギター・ソロだろう。

中間部はスローでメロディックに抑えているが、エンディングにおける引き倒しはゲイリー・ムーアの豪腕ぶりが存分に発揮された名演としておすすめ。

ゲイリー・ムーアの名曲ランキング⑧~ブラッド・オブ・エメラルズ

「ブラッド・オブ・エメラルズ」は、ゲイリー・ムーアが1989年に発表した9作目のスタジオ・アルバム「アフター・ザ・ウォー」に収録されている名曲。

ゲイリー・ムーアにはアイリッシュ風の名曲が多いが、その中でも8分を超える「ブラッド・オブ・エメラルズ」のスケールの大きさは群を抜いているといっていい。

静かでさり気ないイントロから始まり、壮大に盛り上がっていくドラマティックな曲調はゲイリー・ムーアのアイリッシュ・ハードロック集大成ともいえる。

所々でアイルランドの荒涼とした大地を想起させられ、感動せずにはいられない。

これぞハードロックという名曲だ。

ゲイリー・ムーアの名曲ランキング⑨~エンプティ・ルーム

「エンプティ・ルーム」は、1984年に発表した6作目のスタジオ・アルバム「ヴィクティムズ・オブ・ザ・フューチャー」と7作目のスタジオ・アルバム「ラン・フォー・カヴァー」に収録されている名曲。

「パリの散歩道(Parisienne Walkways)」や「スティル・ゴット・ザ・ブルース」、「ザ・ローナー」と同じ路線のバラードだが、次回作のアルバム「ラン・フォー・カヴァー」でも再録音しているほどゲイリー・ムーアにとってはお気に入りの名曲だ。

いつものように情感たっぷりのギター・プレイが聞くことができるが、おすすめはベース・ソロが入ったバージョンでベース・ソロなしのバージョンとは味わいがかなり異なる。

ゲイリー・ムーアの名曲ランキング⑩~ドント・テイク・ミー・フォー・ア・ルーザー

「ドント・テイク・ミー・フォー・ア・ルーザー」は、ゲイリー・ムーアが1982年に発表した4作目のスタジオ・アルバム「大いなる野望(コリドーズ・オブ・パワー)」に収録されている名曲。

ゲイリー・ムーアの出世作のオープニングを飾ったハードロックの名曲だが、ライブでは短期間しか演奏されなかったのが非常にもったいない。

イントロのリフ~歌メロ~ギター・ソロと80年代ハードロックの王道的なパターンで、緩急をつけたギター・ソロも見事。

今聞いてもまったく古さを感じさせないロック・クラシックといったら言い過ぎだろうか?

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ゲイリー・ムーアの名曲ランキング~まとめ

今回は、ハードロックからバラードまでゲイリー・ムーアの名曲ランキング10選を見てきた。

こうして名曲ランキングを紹介しているとゲイリー・ムーアはただのハードロック・ギタリストではなかったんだなと改めて認識させられる。

名曲ランキングの内訳を見てもハードロックだけでなく、ブルースにバラード、ハードロックもアイリッシュ・テイストを織り交ぜたものまで実に多彩だ。

ブルース路線がちょっと長過ぎた感はあるが名曲はここにあげた10曲以外にもたくさんあるから、また羽生結弦選手にピックアップされたようにどこかでスポットが当たるということもあるかもしれない。

ほとんどの名曲が80年代に集中してしまったが、何かの参考になれば幸いだ。

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